◆ もう一段… - “155円前半”へ
前日の余波は続いており、昨日も「日銀1月利上げ」は囃されました。
一方でウォラーFRB理事は『インフレ沈静が続けば…』との前置きはあるものの、『年前半の利下げは妥当』『年3-4回利下げも有り得る』と発言しています。
この影響で「米追加利下げ」の思惑も再燃しており、米10年債利回りは“さらに低下(→4.58%)”しています。
このためドル円にも“下落圧力”がかかり、“155.100円”へとさらに下落するに至っています。
◆ 「明確な“155円割れ”の有無」が目先の分水嶺…?
こうなると「“155円割れ”の有無」がポイントになると見られる中、本稿執筆時にはすでに“154.965円”へと売り込まれる場面を見せています。
ただ“ストップロス”を絡めるには至っておらず、幾分ですが“値を戻して”いるのが実状といえます。
こうなるとまだ“下値メド”として意識されている可能性は高く、次なるは「明確な“155円割れ”の有無」がポイントということになりそうです。
◆ “上より下”が攻めやすいが、ただオーダー状況は“ビッシリ”…!?
“ドル買い”が溜まっている現状では、“上より下”の方が「短期筋は攻めやすい」というのが実状となります。
一方で「トランプ大統領就任式」を翌週に控えた週末ということを考えれば、“ポジション調整主体”と見るのが妥当な状況でもあります。
「米ブラックアウト期間(FRB関係者の金融政策発言自粛)」が明日から始まるスケジュール感を踏まえれば、攻めるとすれば本日しかないということになりますが・・・?
オーダー状況を見ると、“155円ライン”から下は「ドル買いオーダー」がびっしり並んでいるのが実状でもあります。
昨日記した“12/3~1/10の38.2%押し(154.962円)”を割り込んでいない状況では、まだ“上値の重さ”を引きずっているものの、“早めのポジション調整(円売り戻し/ドル買い戻し)”に備えるべきなのかもしれませんね。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
157.431(1/10~1/16の61.8%戻し)
157.260(20日移動平均線)
156.986(1/10~1/16の50%戻し、大台)
156.919(日足・一目均衡表転換線)
156.532(1/16高値、1/10~1/16の38.2%戻し)
156.396(-1σ)
上値5:156.079(ピボット1stレジスタンス)
上値4:155.990(1/10~1/16の23.6%戻し、大台)
上値3:155.525(-2σ)
上値2:155.439(週足・一目均衡表先行スパン上限)
上値1:155.333(日足・一目均衡表基準線)
前営業日終値:155.136
下値1:154.962(12/3~1/10の38.2%押し、大台)
下値2:154.753(50日移動平均線)
下値3:154.647(ピボット1stサポート)
下値4:154.438(12/19安値)
下値5:154.157(ピボット2ndサポート)
154.000(大台)
153.764(12/3~1/10の50%押し、週足・一目均衡表転換線)
《10:35》
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