◆ “揺れ動く”も、“方向感定まらず”は継続
昨日は『1月会合で利上げするか議論』との氷見野日銀副総裁発言にて一時“157.058円”へと下落しましたが、すぐさま押し戻されました。
一方で米PPIの“下振れ(+0.2%/+3.3%)”で値を落とす場面も見られましたが、米10年債利回りの低下が限定されたことで、こちらもすぐさま押し戻されています。
こうして“乱高下”はしているものの、“方向感定まる”に至ることはありませんでした。
◆ “昨日以上に揺れ動く”可能性高いが、“様子見ムード”が…? - 米CPI
本日は米CPIが予定されていますので、この結果次第では“昨日以上に揺れ動く”展開が想定されるところです。
ただそれまでは“様子見ムード”が台頭しやすく、別の要因でも新たに飛び出さない限り…?
短期金融市場を見る限り、「米利下げペース鈍化」への思惑が進行する中、「日銀1月利上げ」の可能性はそれほど拡大しておりません。
このため「日米金利格差は当面高水準を維持」との見方に大きな変化はなく、“ドル買い+円売り”には安心感が台頭しやすいと見られます。
ただ“年初来高値(1/10高値:158.872円)”を明確に上回ると、今度は「円買い介入」への思惑が台頭しかねない・・・?
短期筋の“仕掛け的な動き”が台頭しづらいという現状を踏まえれば、もうしばらくは“上値の重さ”を引きずると見ておくべきかもしれませんね。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
159.509(+2σ、ピボットハイブレイクアウト)
上値5:159.441(7/12高値)
上値4:159.000(大台)
上値3:158.872(1/10高値《年初来高値》、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:158.410(1/10~1/13の76.4%戻し、+1σ、ピボット1stレジスタンス)
上値1:158.195(1/14高値、1/10~1/13の61.8%戻し水準)
前営業日終値:157.965(大台)
下値1:157.548(日足・一目均衡表転換線)
下値2:157.429(20日移動平均線)
下値3:157.204(ピボット1stサポート)
下値4:157.058(1/14安値、大台)
下値5:156.914(1/13安値)
156.848(1/6~1/10の76.4%押し)
156.602(ピボット2ndサポート)
156.223(1/6安値《年初来安値》)
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