◆ 「グッドニュース=バッドニュース」の典型
注目の米雇用統計は“好内容(MFPは+25.6万人/失業率は4.1%)”となり、発表直後にドル円は“158.872円”へと駆け上がりました。
ただ“24/7/16高値(158.850円)”に面合わせということから“利益確定売り”が入りやすい中、やはり米株式にとっては「グッドニュース=バッドニュース」でした。
こうして“リスク回避→円買い”も加わる中、週明けとなる昨日にかけて“156.914円”へと値を落とすに至っています。
もっともその後は自律反発的な動きにて“157円半ば”へと押し戻されましたが、“上値の重さ”は如何ともしがたいというのが実状といえます。
◆ 「日銀絡み」が最大の関心事…?
このため“相反する動き(米10年債利回り上昇/ドル円の重さ)”の継続性が目先のポイントと見るのが妥当といえます。
ただ「日銀会合(23-24日)」を控える中で、本日は「氷見野日銀副総裁発言」が予定されています。
異例のスケジュール感を踏まえれば、「利上げ予告が行われる?」との憶測が高まりやすいというのが実状といえます。
朝の挨拶時には瞬間“158円ライン”へ上昇したものの、すぐに“押し戻され”ましたが、午後からの会見では“もう一段揺れ動く”と見るのが妥当なところ…?
後は結果次第ということになりますが、「日銀1月利上げ観測」が消滅しない以上は“上値の重さ”を引きずると考えたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
158.872 (1/10高値)
158.410(1/10~1/13の76.4%戻し)
158.332(+1σ)
上値5:158.124(1/10~1/13の61.8%戻し)
上値4:158.027(ピボット1stレジスタンス)
上値3:157.964 (1/13高値、大台)
上値2:157.893(1/10~1/13の50%戻し)
上値1:157.662(1/10~1/13の38.2%戻し)
前営業日終値:157.533(日足・一目均衡表転換線)
下値1:157.183(20日移動平均線)
下値2:157.000(大台、ピボット1stサポート)
下値3:156.914(1/13安値)
下値4:156.848(1/6~1/10の76.4%押し)
下値5:156.420(1/2安値、ピボット2ndサポート)
156.223(1/6安値)
156.016(12/31安値、大台)
《11:20》
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