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最新投稿日時:2025/01/11 17:10 - 「【来週の注目材料】物価はやや高い水準での推移続く」(みんかぶ(FX/為替))

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【来週の注目材料】物価はやや高い水準での推移続く

著者:MINKABU PRESS
投稿:2025/01/11 17:10
【来週の注目材料】物価はやや高い水準での推移続く

 15日に12月の米消費者物価指数(CPI)、16日に12月の米小売売上高が発表されます。今月28日、29日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では金利据え置き期待が大勢となっていますが、3月もしくは5月の利下げについて意見が分かれている状況。1月にしても先月の半ばごろまでは30%程度利下げを見込む動きが見られており、指標の結果次第では現状の5%程度から期待が強まる可能性がある点も含め、注意が必要です。

 今回はまず米CPIをみていきます。米小売売上高は明日です。
 米CPIは前回11月分が前年比+2.7%と10月の+2.6%から小幅ながら伸びが加速しました。食品とエネルギーを除いたコア指数の前年比は+3.3%と10月と同水準の伸びとなりました。前月比はともに+0.3%でした。いずれも市場予想と一致しています。

 前年比の内訳をみると、ガソリン価格の低下が続いているものの、10月の-12.2%から-8.1%まで落ち着き、それに伴ってエネルギー価格も10月の-4.9%から-3.2%となりました。この結果が総合指数の押し上げに寄与しています。
 コア指数では財部門が11カ月連続でのマイナス圏となりました。ただこちらも下げ幅は-0.6%と10月の-1.0%から落ち着いています。自動車関連が依然弱く、新車が-0.7%と下げ幅は10月の-1.3%から鈍化も9カ月連続のマイナス圏。中古車は-3.4%と10月と同水準で25カ月連続のマイナス圏です。
 サービス部門はCPI全体を100としたとき36.2%と3分の1以上を占める大きな項目である住居費が+4.7%と10月の+4.9%から伸びが鈍化したこともあり、コアサービス全体で+4.6%と10月の+4.8%から伸びが鈍化しました。住居費以外では2022年9月から二けたの伸びが続き2024年4月には+22.6%まで伸びが強まった自動車保険が、+12.7%と依然二けたも10月の+14.0%から伸びが減速しています。

 こうした状況を踏まえて今回12月分の予想ですが前年比+2.9%と前回から伸びが加速する見込み。コア前年比は+3.3%と前回並みの伸びが見込まれています。11月から12月にかけて米国のガソリン価格は1ガロン当たり3.175ドルから3.139ドルへ小幅低下(全米全種平均/米エネルギー情報局調査)しましたが、比較対象元の2023年の数字が11月から12月にかけて3.443ドルから3.257ドルへ5.4%の下げを記録した分、全体では押し上げに作用するとみられます。理由がはっきりしていること、コア前年比の伸びが11月と同水準見込みとなっていることから、予想前後であれば影響は限定的となりそうです。予想を超える伸びを見せると、3月もしくは5月の追加利下げ期待が後退し、ドル高となる可能性があります。

MINKABUPRESS 山岡

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

配信元: みんかぶ(FX/為替)

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