“テクニカル&センチメント”の双方から・・・!?

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最新投稿日時:2024/12/12 11:07 - 「“テクニカル&センチメント”の双方から・・・!?」(武市佳史)

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“テクニカル&センチメント”の双方から・・・!?

著者:武市佳史
投稿:2024/12/12 11:07

◆ 「日銀12月利上げ見送り」との思惑にて・・・ - “152円後半”へ


昨日のマーケットを動意づかせたのは、注目された「米CPI」ではなく、「日銀12月利上げの有無」でした。

まず『追加利上げは時間の問題になりつつあると日銀は考えている』との関係者発言にて、ドル円は“151.002円”へと急落しました。
一方ですぐさま飛び出した『今月利上げ見送りでも物価加速リスクは大きくないと認識』にて、ドル円は“急反転→さらなる上値模索”へと転じました。
こうして“200日移動平均線(昨日は150.012円)”を明確に突破したドル円は、NYタイム序盤にかけて“152.845円”へと駆け上がりました。

◆ 一方で「米12月利下げを阻害するものではない」との思惑が・・・ - 米CPI


一方で注目の「米CPI」は、総合/コア共に“予想通り”に落ち着きました。
これが「米12月利下げを阻害するものではない」との認識につながり、その後は米10年債利回りが“低下(→4.19%)”するにつれて、ドル円も“上値を削って”いきました。
もっともその米10年債利回りが、NYタイム中盤にかけて“持ち直した(→4.27%)”にこともあり、ドル円は“下値の堅さ”が目立ったのが実状といえます。

◆ 「日米金利格差縮小」への思惑は緩慢に留まる・・・?


前記した“200日移動平均線”を明確に突破したことで、当該ラインでは“下値の堅さ”がしばらくは意識されると見るのが自然です。
そして「米12月0.25%利下げ」に関しても、すでに“ほぼ100%(98.6%)”が短期金融市場で織り込まれてしまっています。
こうなると“もう一段のドル売り”を織り込みにかかるよりは、“その巻き戻し(ポジション調整)”に警戒せざるを得ないのが実状でもあります。

もちろん昨日が“急上昇(安値から1.8円幅)”でしたので、“応分の利益確定売り”は入ってしかるべしとは考えます。
それでも「日米金利格差縮小」に対する思惑は、やはり“緩慢なペース”に留まると見たいところです。

◆ ドル円 抵抗・支持ライン

※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。

154.483(11/26高値)
154.173(11/20~12/3の76.4%戻し)
154.000(大台、ピボット2ndレジスタンス)
上値5:153.226(11/27高値、ピボット1stレジスタンス)
上値4:153.115(11/20~12/3の61.8%戻し、週足・一目均衡表先行スパン上限)
上値3:153.000(大台)
上値2:152.845(12/11高値)
上値1:152.695(日足・一目均衡表基準線、週足・一目均衡表転換線)
前営業日終値:152.471
下値1:152.292(20日移動平均線)
下値2:152.036(200日移動平均線、大台)
下値3:151.884(50日移動平均線、12/3~12/10の23.6%押し、12/11安値後の50%押し)
下値4:151.706(12/11安値後の61.8%押し)
下値5:151.437(12/11安値後の76.4%押し、ピボット1stサポート)
151.237(12/3~12/10の38.2%押し、50週移動平均線)
151.002(12/11安値、大台)
150.902(12/10安値)
150.741(12/3~12/10の50%押し、日足・一目均衡表転換線、週足・一目均衡表基準線、月足・一目均衡表転換線)
150.306(-1σ)
150.244(12/3~12/10の61.8%押し、ピボット2ndサポート)

《10:45》

武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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