◆ 一旦“反発”も・・・ - 結局“149円前半”へ続落
戻りは“150.749円”まで…。
先週末の“ポジション調整(買い戻し)”が先行したものの、「日銀12月追加利上げ観測」を背景にした“円買い”は根強いものがあります。
さらに昨日は「仏政局不安」を背景に、“リスク回避→円買い”も台頭しました。
こうなると「トランプ次期大統領発言(BRICSに対して、脱ドルだと100%関税)」に伴う“ドル買い”も併存していたものの、ドル円は“上値の重さ”が目立ちました。
こうしてNYタイム中盤には“149.071円”へと、さらに“下値を拡大”するに至っています。
◆ ただ“一方的”にはなりづらい・・・?
もっとも昨日発表された「ISM製造業景況指数」は、節目の50には“届かなかった(48.4)”ものの、予想・前月は“上回り”ました。
また新規受注/雇用指数も予想を“上回って”おり、概ね“好内容”だったといえます。
さらにウォラーFRB理事は『米12月利下げを支持』としたものの、『利下げ後もかなり制約的』と述べています。
このため「米利下げ観測」は大きくは台頭しておらず、一定の“ドル買い圧力”は維持されているのが実状といえます。
こうなると「日米金利差縮小」を背景にした“円買い(ドル売り)”は台頭しやすいものの、“一方的”にはなりづらい…?
根強い「地政学的リスク」に加えて、新たに「仏政局不安」も台頭したことで、“リスク回避→円買い”は根強いと見られます。
ただそれに伴って進行する“ユーロ売り”は、“円買い”のみならず“ドル買い”を促す要因でもあります。
そうした中で「米12月利下げ観測」が盛り上がらないとあっては、やはり“金利選好→ドル買い”が下値を支える可能性は十分…。
「日銀12月利上げ観測」が残るだけに“上値の重さ”は如何とし難いものがありますが、それでも“下値はしっかり”を想定したいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
151.535(11/29高値、ピボット2ndレジスタンス)
151.267(-1σ)
150.966(50日/50週移動平均線、大台)
上値5:150.749(12/2高値、週足・一目均衡表基準線、月足・一目均衡表転換線)
上値4:150.528(11/29NYタイム高値、ピボット1stレジスタンス)
上値3:150.373(11/20~12/2の23.6%戻し)
上値2:150.000(大台)
上値1:159.797(12/2安値後の戻り高値)
前営業日終値:149.572(日足・一目均衡表先行スパン上限)
下値1:149.227(-2σ)
下値2:149.071(12/2安値)
下値3:148.973(100日移動平均線、大台)
下値4:148.838(10/15-16安値、20月移動平均線、ピボット1stサポート)
下値5:148.719(週足・一目均衡表先行スパン下限)
148.401(10/11安値、20週移動平均線)
148.328(10/10安値)
《10:50》
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