チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップしています。
TOYO TIRE <5105> 【2+→1】
「3Q累計は重点商品販売推進等により大幅営業増益、営業過去最高益」
24/12期3Q累計(1-9月)の営業利益はWLTR(20インチ以上のワイドライトトラック用タイヤ)等の重点商品の販売促進等により過去最高となり、営業利益率は18.1%を確保した。3Q累計決算では為替によるプラス影響を除いても販売要因の改善等により確り営業段階で増益を確保したこと、課題の自動車部品事業で売上は前年割れも生産体制見直し等により確り黒字を確保したことなどが評価できる。また、中間時点に続き通期営業利益計画を上方修正したが24/12期着地は修正計画を上回るとTIWはみる。WLTRを中心とした大口径タイヤの競争力は高く、主要北米での高付加価値商品販売堅調により業界トップレベルの高水準の利益確保が続く中、TIW24/12期予想PER5.6倍などの株価指標面にも割安感が強いため、目標株価は4,000円(TIW25/12期予想PER約10倍に相当)とし、投資評価は「1」へ引き上げる。
予想ROE:15.8% PBR:0.9倍、来期予想PER:6.0倍、来期予想EPS成長率:-7%株価(11/29 終値):2,328円 Fモデルによる理論株価:5676円(11月25日by高田悟)
ジャパンエレベーターサービスホールディングス <6544> 【1→1】
「25/3期上期は大幅増収大幅営業増益、保守契約台数純増数は過去最高を更新」
TIWでは目標株価は4,200円を維持し、投資評価は「1」を継続する。その理由は、25/3期上期(4-9月)は大幅増収、大幅営業増益、収益性も大きく改善(営業利益率は前年同期の15.1%→16.9%へ上昇)をみる好決算となった、上期の計画進捗は順調であり、営業過去最高益を見込む25/3期計画は上振れが見込める、独立系としてメーカー系と遜色のないサービスを適切な価格で提供できることを強みに保守業務の安定成長、保全業務及びリニューアル業務の拡大に繋がるエレベーター等の保守契約台数の増加ペースが加速していること、成長に向けた体制強化(拠点拡大、人員増、M&A推進等)を順調に進めていることなどを踏まえると26/3期以降も高成長持続が期待できること、などによる。
予想ROE:29.4% PBR:13.9倍、来期予想PER:34.6倍、来期予想EPS成長率:25%株価(11/29 終値):2,716円 Fモデルによる理論株価:941円(11月28日by高田悟)
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出しております。(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)
〔 http://column.ifis.co.jp/category/market/tiw 〕
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、レポート発行時に算出した値です。
関連銘柄
銘柄 | 株価 | 前日比 |
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5105
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2,328.0
(15:30)
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-25.0
(-1.06%)
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2,716.0
(15:30)
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+47.0
(+1.76%)
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