*14:05JST リソー教育 Research Memo(5):2025年2月期第2四半期累計業績は大幅増益達成
■リソー教育<4714>の業績動向
1. 2025年2月期第2四半期累計の業績概要
2025年2月期第2四半期累計の連結業績は、売上高で前年同期比4.1%増の16,587百万円、営業利益で同39.9%増の1,458百万円、経常利益で同37.7%増の1,456百万円、親会社株主に帰属する中間純利益で同10.2%増の893百万円と増収増益決算となった。第2四半期累計として、売上高は連続で過去最高を更新、各利益も2期連続増益となり、過去最高益を更新した。
売上高は、家庭教師派遣教育事業が若干の減収となったものの、学習塾事業や学校内個別指導事業を中心にその他の事業はすべて増収を達成した。受講生徒数の増加や一部事業において受講料金の改定を実施したことも増収要因となった。具体的には、2024年3月より「TOMAS」で約3%、2023年11月より「伸芽会」で約17%の値上げを実施した。
売上原価率は、生徒数増加や値上げ実施等の効果により72.4%と前年同期比で1.6ポイント低下した。また、販管費率も広告宣伝費を中心に戦略的に経費を見直したことにより同0.7ポイント低下し、金額ベースでは同0.4%増と横ばい水準に抑えた。主な費用項目を見ると、人件費は正社員で同1.5%増、講師で同2.8%増となったが、広告宣伝費が同10.0%減、水道光熱費が同4.3%減となった。事業セグメント別の営業利益で見ると、家庭教師派遣教育事業が減益となったのを除いて、学習塾事業や学校内個別指導事業を中心にすべての事業セグメントで増益となった。特別損益項目では親会社株式売却益44百万円を計上した一方で、固定資産除却損37百万円や公開買付関連費用95百万円※などを特別損失として計上した。なお、第2四半期累計の会社計画は非開示であったが、各利益ベースでは計画を上回ったようだ。事業セグメント別では、学習塾事業と学校内個別指導事業が上振れて推移した。
※ 2024年4月~5月にヒューリックが実施した公開買付に関連した費用。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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1. 2025年2月期第2四半期累計の業績概要
2025年2月期第2四半期累計の連結業績は、売上高で前年同期比4.1%増の16,587百万円、営業利益で同39.9%増の1,458百万円、経常利益で同37.7%増の1,456百万円、親会社株主に帰属する中間純利益で同10.2%増の893百万円と増収増益決算となった。第2四半期累計として、売上高は連続で過去最高を更新、各利益も2期連続増益となり、過去最高益を更新した。
売上高は、家庭教師派遣教育事業が若干の減収となったものの、学習塾事業や学校内個別指導事業を中心にその他の事業はすべて増収を達成した。受講生徒数の増加や一部事業において受講料金の改定を実施したことも増収要因となった。具体的には、2024年3月より「TOMAS」で約3%、2023年11月より「伸芽会」で約17%の値上げを実施した。
売上原価率は、生徒数増加や値上げ実施等の効果により72.4%と前年同期比で1.6ポイント低下した。また、販管費率も広告宣伝費を中心に戦略的に経費を見直したことにより同0.7ポイント低下し、金額ベースでは同0.4%増と横ばい水準に抑えた。主な費用項目を見ると、人件費は正社員で同1.5%増、講師で同2.8%増となったが、広告宣伝費が同10.0%減、水道光熱費が同4.3%減となった。事業セグメント別の営業利益で見ると、家庭教師派遣教育事業が減益となったのを除いて、学習塾事業や学校内個別指導事業を中心にすべての事業セグメントで増益となった。特別損益項目では親会社株式売却益44百万円を計上した一方で、固定資産除却損37百万円や公開買付関連費用95百万円※などを特別損失として計上した。なお、第2四半期累計の会社計画は非開示であったが、各利益ベースでは計画を上回ったようだ。事業セグメント別では、学習塾事業と学校内個別指導事業が上振れて推移した。
※ 2024年4月~5月にヒューリックが実施した公開買付に関連した費用。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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