“すぐさま戻る”を前提に…!? - ドル円

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最新投稿日時:2024/11/25 11:29 - 「“すぐさま戻る”を前提に…!? - ドル円」(武市佳史)

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“すぐさま戻る”を前提に…!? - ドル円

著者:武市佳史
投稿:2024/11/25 11:29

◆ “巻き戻し”先行・・・ - 一時“155円台”回復


先週末は「欧・英の製造業/サービス業PMI」は軒並み“予想を下回り”、“ユーロ売り・ポンド売り→ドル買い・円買い”が目立ちました。
もっとも“強め”の「米製造業/サービス業PMI」は米10年債利回りを“上昇(→4.430%)”、NYダウも“最高値更新”しており、「リスク回避姿勢」は一旦緩んでいます。
週末に絡んだ「ポジション調整」も加わったことで、ドル円は一時“155.020円”へと巻き戻されていきました。

◆ ただ“上値の重さ”は如何ともしがたく、さらに・・・?


一方で「リスク回避姿勢」は払拭されたわけではなく、“上値の重さ”は如何ともしがたいものがありました。
このためそこから“さらなる上値模索”につながることはなく、“154円台”に押し戻されて先週末の取引を終えています。
そして「米財務長官人事」を巡って、週明けの本日は“ギャップダウン”でスタートしています。

 『トランプ次期大統領、財務長官にベッセント氏を起用』

ヘッジファンド出身である同氏の起用について、マーケットは“ドル売り”で反応しましています。
「貿易不均衡是正」を背景にした“ドル安志向”を先取りするフローといえます。

◆ それでも“継続性”となると・・・!?


ただし同氏は「あからさまなドル安政策」を後押しするには至っていませんので、「ポジション調整」を超す“継続性”については微妙といわざるを得ません。
そうなるとどこまで下値模索できるかは、やはり“懐疑的”に考えざるを得ない局面ともいえます。

特に今週は明日以降に「主要な米経済指標」を控える中、「感謝祭(28日)以降は休暇入り」となるスケジュール感でもあります。
やはり“目先の利益確定売り”が優先されやすいものの、“新たなポジション形成”は手控えられやすいと見るのが妥当なところ…。

先週末に“収斂圧力”がかかっていたように、“154円台”はいわゆる「居心地の良さ」が意識されやすい水準でもあります。
“下抜けor上抜け”する場面があったとしても、目先は“すぐさま戻る”と見ておくのが、やはり妥当といえるかもしれませんね。

◆ ドル円 抵抗・支持ライン

※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。

157.097(7/23高値)
157.000(大台)
156.753(11/15高値)
156.374(+2σ、ピボットハイブレイクアウト)
156.000(大台、11/15~11/18の76.4%戻し)
155.883(11/20高値)
上値5:155.676(ピボット2ndレジスタンス)
上値4:155.405(11/21高値)
上値3:155.267(ピボット1stレジスタンス)
上値2:155.130(11/20~11/21の61.8%戻し、+1σ)
上値1:155.020(11/22高値、日足・一目均衡表転換線、大台)
前営業日終値:154.857
下値1:154.598(11/22NYタイム安値後の61.8%押し)
下値2:154.382(11/22NYタイム安値後の76.4%押し)
下値3:154.189(11/22NYタイム安値、ピボット1stサポート)
下値4:154.000(大台)
下値5:153.912(11/21-22安値、20日移動平均線)
153.843(11/18安値、11/8~11/15の61.8%押し水準)
153.544(ピボット2ndサポート)
153.410(11/12安値)
153.268(11/19安値、11/8~11/15の76.4%押し)
153.135(ピボットローブレイクアウト)
153.052(週足・一目均衡表先行スパン上限、大台)

《10:55》

武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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