【海外市場の注目ポイント】１０月の米小売売上高など

　日本時間午後１０時半に１０月の米小売売上高が発表される。総合の大方の予想が前月比０．３％増、自動車を除いた大方の予想も同０．３％増となっており、前月比では、総合が４カ月続けて増加、自動車を除くと５カ月続けて増加すると見込まれている。９月末から１０月上旬に米南東部を直撃した大型ハリケーン「へリーン」や「ミルトン」の被害からの復興需要で予想を上回る結果になれば、ドルが買われる可能性がある。
　
　また、日本時間午後１０時半には１１月の米ニューヨーク連銀製造業景気指数、同午後１１時１５分には１０月の米鉱工業生産指数も発表される。１１月の米ニューヨーク連銀製造業景気指数は、大方の予想が０．０となっており、前月のマイナス１１．９を上回り、２カ月ぶりに上昇するとみられ、１０月の米鉱工業生産指数は、大方の予想が前月比０．４％低下となっており、前月比では２カ月続けて低下すると見込まれている。
　
　さらに、このあとの海外市場では、米欧中銀関係者の発言も予定されている。日本時間午後１０時半にグールズビー米シカゴ地区連銀総裁がテレビに出演、パネッタ・イタリア中銀総裁が講演、同午後１１時にコリンズ米ボストン地区連銀総裁が挨拶、同１６日午前０時にレーン欧州中央銀行（ＥＣＢ）専務理事兼チーフエコノミストがセミナーに出席、同１６日午前０時１５分にチポローネＥＣＢ専務理事がパネル討論会に参加、同１６日午前０時半にコリンズ米ボストン地区連銀総裁がテレビに出演、同１６日午前３時１５分にウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁が挨拶、同１６日午前４時５分にグールズビー米シカゴ地区連銀総裁がテレビに出演、同１６日午前５時にバーキン米リッチモンド地区連銀総裁がインタビューを受けることになっている。
　
MINKABU PRESS