◆ “ストップロス”を絡めつつ… - 一気に“153円台”へ
「日米金利差縮小」への思惑が後退する中、「トランプトレード」は健在という動きとなりました。
このため“金利選好→ドル買い・円売り”が継続する中、ドル円は“200日移動平均線(昨日は151.376円)”を明確に上回りました。
そうなると“ストップロス”を絡めつつ、“週足・一目均衡表先行スパン上限(同151.780円)/7/25安値(151.955円)”を相次いで突破すると、“152円台”を素通りするに至っています。
最終的に“153円台(高値は153.182円)”まで駆け上がると、そこからはやや“利益確定売り”が入り、“152円台”に押し戻されて昨日の取引を終えています。
◆ モメンタムは“ドル買い・円売り一辺倒”だが…?
「米景況楽観論」と「米大統領選を巡る思惑」は、いずれも「米国債利回りの先高観」へとつながっています。
このため冒頭で記した“金利選好→ドル買い・円売り”に傾きやすく、“テクニカルの節目”を突破したことから“7/31高値(153.892円)”まで上値メドを広げざるを得ないというのが実状といえます。
ただ将来的には「日米金利差縮小」はほぼ確実と見られるだけに、“(短期的な)往き過ぎ感”は意識せざるを得ないのが実状ということに・・・。
本日は「米・欧の製造業/サービス業PMI」が予定されていますが、そこで景況感が鈍る可能性はゼロではありません。
またここまで来れば「円安けん制」も飛び出さないとも限りません。
もちろんモメンタムは“ドル買い・円売り一辺倒”ですので、“流れに逆らう”にはなりますが、前記“(短期的な)往き過ぎ感”を調整する動きは入ってしかるべしと考えたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
155.000(大台)
154.503(ピボット2ndレジスタンス)
154.082(+2σ)
上値5:154.000(大台)
上値4:153.892(7/31高値)
上値3:153.629(ピボット1stレジスタンス)
上値2:153.182(10/23高値)
上値1:153.000(大台)
前営業日終値:152.754
下値1:152.471(10/23高値後の押し目)
下値2:152.157(10/15~10/23の23.6%押し、10/22~10/23の38.2%押し)
下値3:152.000(大台)
下値4:151.780(週足・一目均衡表先行スパン上限、10/8~10/23の23.6%押し、10/22~10/23の50%押し)
下値5:151.523(10/15~10/23の38.2%押し、10/22~10/23の61.8%押し)
151.407(200日移動平均線、ピボット1stサポート)
151.220(+1σ)
151.128(10/22~10/23の76.4%押し)
150.986(10/23安値、日足・一目均衡表転換線、10/8~10/23の38.2%押し、10/15~10/23の50%押し、大台)
《11:15》
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