あくまで“結果次第”となるものの…!? - ドル円

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最新投稿日時:2024/10/17 11:12 - 「あくまで“結果次第”となるものの…!? - ドル円」(武市佳史)

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あくまで“結果次第”となるものの…!? - ドル円

著者:武市佳史
投稿:2024/10/17 11:12

◆ “ドル買い”は継続も…


特段の材料が見当たらない中、主に“利下げ”が意識される欧州通貨に対して昨日も“ドル買い”は進行しています。
このため「安達日銀審議委員発言」にて一時“148.874円”へと押し下げられたドル円でしたが、NYタイム終盤には“149.807円”へと押し戻されていきました。
一方で“心理的な節目(150円ライン)”にはまだ届いておらず、“下値は堅いが、上値も重い”を地で往く展開を続けています。

◆ ただし本日は“往き過ぎの巻き戻し”が台頭する可能性が…?


本日は“0.25%利下げ”が想定される「ECB理事会」が予定されていますので、それまではこうした流れを継続する可能性は高そうに思います。
ただすぐ後には「米小売売上高&新規失業保険申請件数」が控えていますので、どこまで継続するかは未知数といわざるを得ない…?

金利先物市場を見ると、「米11月0.50%利下げ」の可能性はすでに“消滅(0%)”し、「年内0.50%利下げ(0.25%×2回)」に関して“84%”を織り込むに留まっています。
一方でECBは「連続利下げ局面」に入った可能性が意識されており、“ユーロ売り→ドル買い”が先行しているのが実状といえます。
ただこれは“織り込み済”と見られる中、「欧12月利下げは既定路線ではない」と表明される可能性はゼロではありません。
また「米小売売上高」は“3か月月連続増加(+0.3%)”が見込まれていますが、ハリケーン等の影響から“下振れ”となる可能性もゼロとはいえません。
そして仮にそうなった場合には、“往き過ぎの巻き戻し”が台頭する可能性もゼロではないということに・・・。

あくまで結果次第ということになりますが、目先の上昇往き過ぎが意識される可能性があるということは、頭の片隅に残しておきたいところです。
そうなると現時点ではまだ、「近くて遠い150円」を意識しておくべきか…?

◆ ドル円 抵抗・支持ライン

※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。

151.000(大台)
150.891(8/1高値、100日移動平均線、週足・一目均衡表先行スパン上限、ピボットハイブレイクアウト)
150.766(週足・一目均衡表基準線、月足・一目均衡表転換線)
上値5:150.636(20週移動平均線)
上値4:150.375(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:150.205(50週移動平均線)
上値2:149.971(10/14高値、ピボット1stレジスタンス、大台)
上値1:149.833(10/15-16高値)
前営業日終値:149.644
下値1:149.451(10/16安値後の50%押し)
下値2:149.341(10/16安値後の61.8%押し)
下値3:149.230(10/16安値後の76.4%押し)
下値4:149.000(大台、ピボット1stサポート)
下値5:148.838(10/15-16安値)
148.744(+1σ)
148.659(10/8~10/14の50%押し、日足・一目均衡表転換線)
148.509(ピボット2ndサポート)
148.401(10/11安値)
148.328(10/10安値、10/8~10/14の61.8%押し)

《10:40》

武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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