*07:13JST 11日の米国市場ダイジェスト:NYダウは409ドル高、銀行の好決算を好感
■NY株式:NYダウは409ドル高、銀行の好決算を好感
米国株式市場は反発。ダウ平均は409.74ドル高の42,863.86ドル、ナスダックは60.89ポイント高の18,342.94で取引を終了した。
銀行の好決算を好感し、寄り付き後、上昇。生産者物価指数(PPI)は年内の利下げ軌道を大幅に変える結果ではなく、金利先安観も相場支援材料となった。主要企業決算への期待も買い材料となり、終盤にかけ相場は続伸。ダウは過去最高値を更新し、終了した。セクター別では、銀行や運輸が上昇した一方で、自動車・自動車部品が下落。
銀行のJPモルガン(JPM)は、第3四半期決算で純金利収入が予想外の増加となったほか、投資銀行の手数料収入も予想を上回り、上昇。同業ウェルズ・ファーゴ(WFC)も第3四半期決算で、投資銀行収入が伸び貸し出し収益の落ち込みを補い、1株当たり利益が予想を上回り、上昇した。ソーシャルメディア、フェイスブック(FB)を運営するメタ・プラットフォームズ(META)はアナリストの目標株価引き上げで、上昇。
電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)はイベントでロボタクシー(無人タクシー)「サイバーキャブ」のプロトタイプを発表したが、アナリストが期待していたような詳細が発表されず、失望感から大幅安。競合となるとされていた配車サービスのウーバーテクノロジー(UBER)やリフト(LYFT)はそれぞれ上昇した。
米シカゴ連銀のグールズビー総裁はさらなる利下げを予想していると、述べた。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:米利下げペースに不透明感、金利上昇でドルは底堅く推移
11日のニューヨーク外為市場でドル・円は148円88銭まで弱含んだ後、一時149円28銭まで上昇し、149円16銭で引けた。米9月生産者物価指数(PPI)の結果がインフレ鈍化基調を証明する結果を受け、ドルが軟調に推移した。同時にコアが前年比で予想外に加速、米10月ミシガン大消費者信頼感指数速報値が予想外に低下したものの、1年期待インフレ率速報値が予想外に上昇するなど、インフレリスクも存続との見方で金利上昇に伴うドル買いが強まった。リスク選好の円売りも優勢となった。
ユーロ・ドルは1.0926ドルまで下落後、1.0952ドルまで上昇し、1.0937ドルで引けた。ユーロ・円は、162円87銭から163円41銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3055ドルまで下落後、1.3083ドルまで上昇。ドル・スイスは0.8585フランまで上昇後、0.8562フランまで下落した。
■NY原油:弱含み、週末前で利食い売りが増える
NYMEX原油11月限終値:75.56 ↓0.29
11日のNY原油先物11月限は弱含み。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は、前営業日比-0.29ドル(-0.38%)の75.56ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは74.53ドル-76.04ドル。アジア市場の終盤にかけて74.53ドルまで売られた後、米国市場の前半にかけて76.04ドルまで反発したが、週末前で利益確定を狙った売りが増えたことから、一時75ドルを下回った。通常取引終了後の時間外取引では主に75ド台前半で推移した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 41.95ドル +1.98ドル(+4.95%)
モルガン・スタンレー(MS) 110.46ドル +2.38ドル(+2.20%)
ゴールドマン・サックス(GS)516.30ドル +12.58ドル(+2.49%)
インテル(INTC) 23.56ドル +0.34ドル(+1.46%)
アップル(AAPL) 227.55ドル -1.49ドル(-0.65%)
アルファベット(GOOG) 164.52ドル +1.34ドル(+0.82%)
メタ(META) 589.95ドル +6.12ドル(+1.04%)
キャタピラー(CAT) 402.02ドル +5.38ドル(+1.35%)
アルコア(AA) 41.02ドル +1.77ドル(+4.50%)
ウォルマート(WMT) 80.10ドル +0.49ドル(+0.61%) <ST>
米国株式市場は反発。ダウ平均は409.74ドル高の42,863.86ドル、ナスダックは60.89ポイント高の18,342.94で取引を終了した。
銀行の好決算を好感し、寄り付き後、上昇。生産者物価指数(PPI)は年内の利下げ軌道を大幅に変える結果ではなく、金利先安観も相場支援材料となった。主要企業決算への期待も買い材料となり、終盤にかけ相場は続伸。ダウは過去最高値を更新し、終了した。セクター別では、銀行や運輸が上昇した一方で、自動車・自動車部品が下落。
銀行のJPモルガン(JPM)は、第3四半期決算で純金利収入が予想外の増加となったほか、投資銀行の手数料収入も予想を上回り、上昇。同業ウェルズ・ファーゴ(WFC)も第3四半期決算で、投資銀行収入が伸び貸し出し収益の落ち込みを補い、1株当たり利益が予想を上回り、上昇した。ソーシャルメディア、フェイスブック(FB)を運営するメタ・プラットフォームズ(META)はアナリストの目標株価引き上げで、上昇。
電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)はイベントでロボタクシー(無人タクシー)「サイバーキャブ」のプロトタイプを発表したが、アナリストが期待していたような詳細が発表されず、失望感から大幅安。競合となるとされていた配車サービスのウーバーテクノロジー(UBER)やリフト(LYFT)はそれぞれ上昇した。
米シカゴ連銀のグールズビー総裁はさらなる利下げを予想していると、述べた。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:米利下げペースに不透明感、金利上昇でドルは底堅く推移
11日のニューヨーク外為市場でドル・円は148円88銭まで弱含んだ後、一時149円28銭まで上昇し、149円16銭で引けた。米9月生産者物価指数(PPI)の結果がインフレ鈍化基調を証明する結果を受け、ドルが軟調に推移した。同時にコアが前年比で予想外に加速、米10月ミシガン大消費者信頼感指数速報値が予想外に低下したものの、1年期待インフレ率速報値が予想外に上昇するなど、インフレリスクも存続との見方で金利上昇に伴うドル買いが強まった。リスク選好の円売りも優勢となった。
ユーロ・ドルは1.0926ドルまで下落後、1.0952ドルまで上昇し、1.0937ドルで引けた。ユーロ・円は、162円87銭から163円41銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3055ドルまで下落後、1.3083ドルまで上昇。ドル・スイスは0.8585フランまで上昇後、0.8562フランまで下落した。
■NY原油:弱含み、週末前で利食い売りが増える
NYMEX原油11月限終値:75.56 ↓0.29
11日のNY原油先物11月限は弱含み。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は、前営業日比-0.29ドル(-0.38%)の75.56ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは74.53ドル-76.04ドル。アジア市場の終盤にかけて74.53ドルまで売られた後、米国市場の前半にかけて76.04ドルまで反発したが、週末前で利益確定を狙った売りが増えたことから、一時75ドルを下回った。通常取引終了後の時間外取引では主に75ド台前半で推移した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 41.95ドル +1.98ドル(+4.95%)
モルガン・スタンレー(MS) 110.46ドル +2.38ドル(+2.20%)
ゴールドマン・サックス(GS)516.30ドル +12.58ドル(+2.49%)
インテル(INTC) 23.56ドル +0.34ドル(+1.46%)
アップル(AAPL) 227.55ドル -1.49ドル(-0.65%)
アルファベット(GOOG) 164.52ドル +1.34ドル(+0.82%)
メタ(META) 589.95ドル +6.12ドル(+1.04%)
キャタピラー(CAT) 402.02ドル +5.38ドル(+1.35%)
アルコア(AA) 41.02ドル +1.77ドル(+4.50%)
ウォルマート(WMT) 80.10ドル +0.49ドル(+0.61%) <ST>
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