◆ “もう一段の上値模索”の後“反落”… - 一時“149円半ば”も
注目の米CPIは“予想を上回った(前年比+2.4%)”ことで、「米大幅利下げ観測後退」がさらに勢いを増す場面が見られました。
ただ“6ヶ月連続の伸び鈍化”のみならず、“21年2月以来の低水準”ということもあって、長くは続きませんでした。
逆に同時発表の米新規失業保険申請件数が“23年8月以来最高(25.8万件)”を記録したことで、次第に「米利下げスタンスはそのまま」との思惑も台頭しています。
こうして一時“149.541円”へと駆け上がっていたドル円は、“148円前半(安値は148.328円)”へと押し下げられて、昨日の取引を終えています。
◆ “定まったとはいい難い”という中で迎える週末…
“マチマチの結果”を踏まえれば、「米金融政策の行方」についてはまだ“定まったとはいい難い”というのが実状といえます。
一方で「11月0.25%利下げ」の確率を、金利先物市場では“すでに80%超”を織り込んでしまっています。
このためここからさらに織り込みにかかるには「11月据え置き」へ傾斜する必要があると見られますが、現時点ではそれを後押しするほどの材料が見当たらない…。
本日も米PPI&ミシガン大消費者態度指数が予定されていますので、その結果次第では“揺れ動く”といった展開を意識せざるを得ないのは事実です。
それでも日本3連休を控えた週末であることを踏まえれば、やはり“ポジション調整(ドル売り戻し)主体”でマーケットを眺めたいところです。
もっとも現在の材料では、“崩れる”に発展する可能性は低いと見ますが…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
150.537(+2σ、ピボットハイブレイクアウト)
150.202(50週移動平均線)
150.000(大台、ピボット2ndレジスタンス)
149.776(8/2高値)
上値5:149.541(10/10高値)
上値4:149.293(ピボット1stレジスタンス)
上値3:149.074(週足・一目均衡表先行スパン上限、10/10高値後の61.8%戻し)
上値2:148.935(10/10高値後の50%戻し、大台)
上値1:148.791(10/10高値後の38.2%戻し)
前営業日終値:148.562
下値1:148.328(10/10安値)
下値2:148.184(10/8~10/10の61.8%押し)
下値3:148.020(10/9安値、ピボット1stサポート、大台)
下値4:147.864(10/8~10/10の76.4%押し)
下値5:147.729(+1σ、9/30~10/10の23.6%押し)
147.597(ピボット2ndサポート)
147.346(10/8安値)
147.172(20月移動平均線)
147.000(大台)
146.867(ピボットローブレイクアウト)
146.523(9/30~10/10の38.2%押し)
《10:35》
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