Cross E:廃棄物焼却・資源リサイクル施設の設置工事やハウステンボスの施設管理を実施、高配当・直近IPO銘柄

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最新投稿日時:2024/10/09 11:07 - 「Cross E:廃棄物焼却・資源リサイクル施設の設置工事やハウステンボスの施設管理を実施、高配当・直近IPO銘柄」(フィスコ)

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Cross E:廃棄物焼却・資源リサイクル施設の設置工事やハウステンボスの施設管理を実施、高配当・直近IPO銘柄

配信元:フィスコ
投稿:2024/10/09 11:07
*11:12JST Cross E:廃棄物焼却・資源リサイクル施設の設置工事やハウステンボスの施設管理を実施、高配当・直近IPO銘柄 Cross Eホールディングス<231A>は、ハウステンボスや公共施設等の施設管理および廃棄物焼却炉や資源リサイクル施設等の建設、産業用機械等の設置工事業を手掛ける

主力は2つの事業となっており、建設及び機械設置工事事業(2024年9月期売上高見通しに対して81.9%)とファシリティ・マネジメント事業(同18.1%)を展開している。建設及び機械設置工事事業は、西日本エンジニアリングが産業用機械の設置工事分野、ハウステンボス・技術センターが建物・構造物建設工事分野を担当している。産業用機械の設置工事分野では、自治体等が所有する廃棄物焼却・資源リサイクル施設等の新設・更新やメンテナンス工事、民間企業の所有する製造工場のプラント機器据付工事、配管工事やメンテナンス工事を行う。建物・構造物建設工事分野では、ハウステンボス株式会社を始めとした民間企業、自治体、個人に対して各種施設の建設・リニューアル、設備の新設・更新工事等を行う。一方、ファシリティ・マネジメント事業は、ハウステンボス・技術センターがハウステンボスのテーマパーク施設及びホテル等の総合管理を始めとして、長崎県、佐世保市等の公共施設、民間施設の各種施設において指定管理者業務又は施設管理業務を行っている。

2024年9月期の業績は、売上高が前期比45.9%増の41.0億円、経常利益が同24.5%増の4.2億円と増収増益の見通し。建設及び機械設置工事事業では、売上高の増加により、相対的な労務費率が下がる一方、増加する工事に対応するため外注費比率の上昇を見込んでいるが、外注費、材料費、労務費、その他経費を含んだ売上原価率は前期とほぼ同じ水準になる。ファシリティ・マネジメント事業では、外注費、材料費、その他経費については、外注先人件費、材料価格等の価格上昇分を請負価格、受託契約に反映できたものの、従業員のベースアップによる労務費の上昇が見込まれ労務費率が上昇する見込み。24年9月期の配当予想を40円(前期無配)へ増額修正しており、配当利回りは4%を超えている。

主力の建設及び機械設置工事事業は、CAGR37.6%で成長してきた。同社は、産業用設置分野では一般廃棄物プラント施設について、施設の運転技術者と施工工事技術者どちらの技術者も在籍していることから、施設の運転効率を考えた改修と施設の設計能力を十分に引き出す技術で元請会社と施主の信頼を獲得している。半導体、化学関連工場についても、設備設置及び管工事での長年の経験から保守・修繕工事の案件依頼につながっており、4つのプラントメーカーから受注を獲得できる強みを持っている。また、ハウステンボス技術センターが展開している建設及び機械設置工事事業の建物・構造物建設工事分野、ファシリティ・マネジメント事業については、ハウステンボスの開園時より建物群と設備群(電気設備、空調換気設備、給排水衛生設備等)の総合管理を担当し、広い業務範囲を、24時間365日とまらない維持管理をワンストップで対応できている。パーク運営も理解した総合管理を約30年提供し続けているため、この対応力が信頼に繋がっており、競合も存在しない状態になっている。

今後、産業用機械設置工事市場の市場規模はコロナ後の設備投資の再開と半導体関連、化学素材関連等の新設により設備設置及び管工事の市場は拡大基調と見込まれている。一般廃棄物処理プラント(クリーンセンター)工事の市場規模も安定推移が見込まれているため、現状既に同社に対して需要過多となっているなか、案件獲得余地は大きく残っている。成長戦略としては、人材の確保を最優先に考え、同時に施工体制及び管理能力の拡充と事業エリアの拡大を図っていく。建設及び機械設置工事事業の産業用機械設置工事分野では、26年9月期までに大型案件を年間40から55件に増加させ、関東以西から関東以北へも事業を拡大する想定。建物・構造物建設工事分野もテーマパークの旺盛な需要に対する体制の拡充、地元エリアの受注案件増加のための体制拡充を行う。また、ファシリティ・マネジメント事業もの管理受託件数の増加を目指して毎期1件の増加を想定している。8月29日に上場して以降、直近株価の軟調推移が続いているが、同社に旺盛な需要が続く中、高配当・直近IPO銘柄として注目しておきたい。


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配信元: フィスコ

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