４日の米株式市場の概況、ＮＹダウ３４１ドル高で最高値更新 ９月雇用統計で軟着陸期待

　４日の米株式市場で、ＮＹダウは前日比３４１．１６ドル高の４万２３５２．７５ドルとなり反発。過去最高値を更新した。９月の雇用統計で非農業部門の雇用者数の伸びが市場予想を大幅に上回った。米景気の底堅さを示す経済指標の公表を受け、米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）が大幅な利下げに踏み切るとの見方が後退したものの、米国景気の軟着陸期待が高まり、株式相場を支援した。

　ＪＰモルガン・チェース＜JPM＞やボーイング＜BA＞、アメリカン・エキスプレス＜AXP＞が上伸。ＣＶＳヘルス＜CVS＞が買われ、アバクロンビー＆フィッチ＜ANF＞とバーンズグループ＜B＞が大幅高となった。一方、ベライゾン・コミュニケーションズ＜VZ＞とホーム・デポ＜HD＞が冴えない展開。コー・マイニング＜CDE＞が株価水準を大きく切り下げ、ズィム・インテグレイティッド・シッピング・サービシズ＜ZIM＞とスピリット航空＜SAVE＞が急落した。

　ナスダック総合株価指数は２１９．３７３ポイント高の１万８１３７．８４９と反発した。アップル＜AAPL＞とアルファベット＜GOOG＞、エヌビディア＜NVDA＞がしっかり。アマゾン・ドット・コム＜AMZN＞やテスラ＜TSLA＞、メタ・プラットフォームズ＜META＞が堅調に推移し、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ＜AMD＞とザ・チーズケーキ・ファクトリー＜CAKE＞が急伸した。半面、リビアン・オートモーティブ＜RIVN＞が軟調だった。

出所：MINKABU PRESS