都築電気、麻生セメントに「TCloud for SCM」を導入決定

　都築電気株式会社（代表取締役社長：吉井 一典、本社：東京都港区、以下当社）は、麻生セメント株式会社（代表取締役社長：林田 亮輔、本社：福岡市早良区、以下麻生セメント）に対し、クラウド型動態管理・配送管理サービス「TCloud for SCM」の導入を決定しました。
■導入の背景と目的
　麻生セメントは1934年に福岡県田川市でセメントの製造を開始。以降一貫して西日本地域を中心に高品質なセメントおよびその関連製品を供給し、地域の建設インフラを支える重要な役割を担っています。
　建設業界において、工期の進行を円滑に進めるためには「資材の安定供給」が不可欠となります。セメント製品は建設プロジェクトや季節等による配送量の変動が多く、配送車両台数も季節により流動的となるため、麻生セメントでは委託先含めた配送管理が課題となっています。
　加えて、深刻化するドライバー不足や2024年問題*への対応もあり、ICTによる課題解決が必要なことから、このたびの導入決定に至りました。
*2024年問題とは、「働き方改革関連法」により自動車運転業務の年間時間外労働時間の上限が960時間に制限されることで発生する問題の総称を指します。
■TCloud for SCM導入の決め手

*サービス紹介URL：https://tsuzuki.jp/jigyo/scm/

（１）リアルタイム物流管理
　車両の位置情報や配送状況をリアルタイムで把握し、最適な走行ルート/納品方法を提案することで、配送品質向上と業務効率化に寄与します。また、待機時間を可視化しボトルネックを特定することで、配送計画改善のための分析にも活用できます。

（２）短期サブスクリプションプランの活用
　スマートフォンをベースとした取付工事不要のシステムのため、委託車両を含む全ての配送車両に対して容易に導入が可能です。また、スマートフォン端末を含めた短期のサブスクリプションプランにより、流動的な建設プロジェクトにおける車両増減に柔軟に対応できるようになります。

（３）CO2排出量削減
　配送実績データの活用により、待機時間や非効率な走行経路を可視化し、アイドリング時間や走行距離の短縮によるCO2排出量の削減・環境負荷低減を実現します。また、走行距離・給油量からCO2排出量を自動計算してくれるため、集計作業の手間が軽減されます。
■本発表にあたり、以下のコメントをいただいています
麻生セメント株式会社　物流部　部長　野瀬 純司様
　ITによる業務効率化が進むなか、当社の配車業務は過去から業務改善がされておらず、お客様からFAXにより受注したオーダー及び納入場所が記載された地図等の納入情報をコピーして都度、ドライバーに配布するアナログな対応が続いておりました。繁忙期になると納入情報の伝達ミスによる誤納入や誤った顧客情報による連絡ミス等のクレームを引き起こすこともありました。
　今回、TCloud for SCMを導入することで、配車業務が効率化されることを期待しています。またドライバーの動きがリアルタイムで確認できますので、2024年問題によるドライバーの輸送時間が制限されるなか、ロスのない輸送を実現化させ、CO2排出量削減に着手したいと考えております。改善効果をモニタリングしながら、都築電気様の技術力、提案力をお借りして更なる輸送効率化を進めていきたいと思いますので、今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。

■都築電気株式会社について
（URL: https://www.tsuzuki.co.jp/）
　パーパス「人と知と技術で、可能性に満ちた“余白”を、ともに。」を掲げ、ICTを通してお客様の企業価値向上・社会課題解決を行う企業です。デジタルトランスフォーメーションの推進や、サステナブルな社会構築への貢献を通して、グループ一丸となり社会への価値提供を行っています。
　2023年、私たちは創業100周年となる2032年に向けた「長期ビジョン」を策定しました。
「Growth Navigator（成長をナビゲートし、ともに創りあげる集団）」への変革に努め、豊かな社会の実現と、持続的な企業価値向上への挑戦を続けていきます。
■本件に関するお問い合わせ先
報道関係
都築電気株式会社　経営企画室　春名・西田・碇石
TEL：[phone]　E-mail：[e-mail]

サービスに関するお問い合わせ
都築電気株式会社　Retail&SCM室
E-mail：[e-mail]

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