◆ 一転“巻き戻し”… - 再び“144円後半”へ
「米経済指標悪化」「ムーディーズの米国債格下げ警告」を背景に進行した前日の“ドル売り”に対して、昨日はその“巻き戻し”が優勢となりました。
特に昨日は「月末/四半期前のポートフォリオ調整」から“米10年債利回りも上昇(→3.79%)”したことで、幅広い通貨に対して“ドル買い(戻し)”が目立ちました。
こうして東京タイム序盤に“142.894円”へと押し下げられていたドル円は、NYタイム終盤にかけて“144.841円”へと押し戻されています。
◆ ポイントは“実需絡みのドル買い”の有無…?
こうなると「145円ラインを巡る攻防戦」が注目ということになりますが、オーダー状況を見ると“144.80-145.10円”にかけて「ドル売りオーダー」はびっしり並んでいると聞き及びます。
ただしそれとは裏腹に、その上ともなれば“145.50円水準”まで主だったオーダーは飛ぶとも聞き及ぶだけに・・・。
「株高の連鎖」を背景にした“リスク選好→円売り”が意識されやすい中、本日は「スポット取引の月末/四半期末最終応当日」に当たります。
超えるか?それとも押さえられるか?で方向性が180°異なることになると見られる中、“実需絡みのドル買い”がどこまで後を押せるかがポイントといえるかもしれませんね。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
146.678(+2σ)
146.560(20月移動平均線)
146.111(ピボット2ndレジスタンス)
上値5:146.000(大台)
上値4:145.561(9/4高値)
上値3:145.434(ピボット1stレジスタンス)
上値2:145.044(+1σ、大台)
上値1:144.841(9/25高値)
前営業日終値:144.757
下値1:144.589(月足・一目均衡表基準線)
下値2:144.439(100週移動平均線、日足・一目均衡表基準線)
下値3:144.000(大台)
下値4:143.600(9/16~9/25の23.6%押し)
下値5:143.487(ピボット1stサポート)
143.332(20日移動平均線)
143.000(大台)
142.894(9/25安値、9/16~9/25の38.2%押し)
《10:55》
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