リスクは“上方向”がより大きいと見るが…!? - ドル円

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最新投稿日時:2024/09/18 11:26 - 「リスクは“上方向”がより大きいと見るが…!? - ドル円」(武市佳史)

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リスクは“上方向”がより大きいと見るが…!? - ドル円

著者:武市佳史
投稿:2024/09/18 11:26

◆ “巻き戻し”進行…… - 一気に“142円台”へ


大台割れに伴う“下値達成感”から下値を固めていた中、昨日の米経済指標は“強め”が相次ぎました。
米小売売上高は“2ヶ月連続増(+0.1&)”、鉱工業生産は“2ヶ月ぶりに増加(+0.8%)”となったことから、「米景気先行き懸念」はさらに後退しています。
こうして“ドル買い戻し”が進行する中、前日に“139.581円”へと下落したドル円は、昨日NYタイム終盤には“142.465円”へと急反発しています。

もっとも注目のFOMCを控えて“一方向への動意”は抑制されやすく、その後は“利益確定売り”に押されています。
このため昨日の急反発はあくまで“巻き戻し”であり、前日の急落は“往き過ぎ(仕掛け的な動き?)”と見るのが妥当ということになりそうです。

◆ どちらに転んでも“大きな動意”は否めない…? - FOMC


こうした中、いよいよ本日は注目のFOMCが行われます。

利下げに関しては“織り込み済”ですが、値幅に関しては“思惑交錯”という実状といえます。
短期金融市場では「0.50%利下げ優勢(65%)」とされていますが、「0.25%利下げ(35%)」も少なからず存在しているだけに、結果を見るまでは“紆余曲折”を想定せざるを得ないところです。
特にいずれの結果になったとしても“ポジション調整”から急変動となる可能性が否めない状況でもあります。
そうなると“方向感定まらず”は続かざるを得ず、発表までに“動きづらい”、場合によっては“昨日の巻き戻しの調整”と見るのが妥当といえます。
後は結果次第ということになりますが、こればっかりは蓋を開けるまでわからない…?

昨日の急反発でもわかるように、“短期のドル売り・円買い”は相応以上の規模で膨らんでいる可能性が否めないところです。
このため個人的には“上方向(ドル買い・円売り)”のリスクが大きいとは考えていますが、予断を持つことなく、臨機応変に神経質なマーケットと向き合いたいところです。

◆ ドル円 抵抗・支持ライン

※FOMCが予定されていますので、さらに値幅を拡大しております。

144.235(9/5高値、9/3~9/16の61.8%戻し)
144.020(9/6高値、大台)
143.879(ピボット2ndレジスタンス)
143.793(9/9高値)
143.713(9/10高値)
上値5:143.602(20日移動平均線)
上値4:143.389(9/3~9/16の50%戻し)
上値3:143.141(ピボット1stレジスタンス)
上値2:143.044(9/12高値、大台)
上値1:142.465(9/17高値、9/3~9/16の38.2%戻し)
前営業日終値:142.404
下値1:142.000(大台)
下値2:141.801(日足・一目均衡表転換線、9/16~9/17の23.6%押し)
下値3:141.363(9/16~9/17の38.2%押し)
下値4:141.288(週足・一目均衡表先行スパン下限)
下値5:141.023(9/16~9/17の50%押し、大台、ピボット1stサポート)
140.683(9/16~9/17の61.8%押し)
140.314(9/17安値、9/16~9/17の76.4%押し)
140.074(-2σ)
140.000(大台)
139.581(9/16安値《年初来安値》、ピボット2ndサポート)

《10:40》

武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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