【QAあり】ナレルグループ、前年比で大幅な増収増益を実現 旺盛な建設人材需要を背景に、在籍人数及び契約単価が着実に伸長

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最新投稿日時:2024/09/13 13:00 - 「【QAあり】ナレルグループ、前年比で大幅な増収増益を実現 旺盛な建設人材需要を背景に、在籍人数及び契約単価が着実に伸長」(ログミーファイナンス)

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【QAあり】ナレルグループ、前年比で大幅な増収増益を実現 旺盛な建設人材需要を背景に、在籍人数及び契約単価が着実に伸長

投稿:2024/09/13 13:00

2024年10月期第3四半期決算説明

小林良氏(以下、小林):株式会社ナレルグループ代表取締役の小林です。本日はお忙しい中、当社の決算説明会にご出席いただきありがとうございます。本日開示した決算説明資料に沿ってご説明しますが、本編のみの説明とし、補足資料の説明は割愛します。

2024年10月期第3四半期:エグゼクティブサマリ

2024年10月期第3四半期決算のサマリーについてご説明します。売上収益は158億円と、前年同期比21パーセント増と高い成長を維持することができました。また、営業利益は21億5,000万円と、前年同期比18パーセント増となりました。

戦略的な採用費の投下と技術者の待遇改善に努めたことから利益率は低下したものの、増収効果により増益となりました。四半期利益は15億円と、前年同期比21パーセント増となりました。

旺盛な建設人材需要により、在籍人数及び契約単価が着実に伸長したことから、増収増益を実現しています。

続いて、建設ソリューションセグメントの主要子会社であるワールドコーポレーションの主要KPIについてご説明します。在籍人数は3,226人、契約単価は51万1,000円となりました。建設人材需要を背景に、両指数ともに前年同期比で着実に伸長しています。

また、当四半期3ヶ月の採用人数は381名です。第2四半期から継続している戦略的な採用費の投下が寄与し、前年同期比で増加しています。

退職率は期初から取り組んでいる技術者フォロー体制の強化や、資格取得推進プロジェクトにより、前年同期比で0.8ポイント改善しています。各施策に継続して取り組むことで、退職率の低減に努めていきます。

稼働率は、第2四半期から改善傾向にありますが、前年同期比でやや下振れています。

2024年10月期第3四半期業績

後藤洋平氏:決算概要の詳細についてご説明します。まず、直近3ヶ月間の業績についてです。

売上収益は56億円と、前年同期比18パーセント増となりました。営業利益は、戦略的な採用費投下と技術者待遇改善により、売上総利益率が3.5ポイント低下したことが影響し、5パーセントの増益にとどまりました。

以上の結果、第3四半期累計期間の売上収益は158億円となりました。通期業績予想に対する売上収益の進捗率は72.4パーセントとなり、各段階利益も順調に進捗しています。

2024年10月期第3四半期(3カ月)と2023年10月期第3四半期(3カ月)の比較(3Qvs3Q)

第3四半期における営業利益についてご説明します。先ほどもご説明したとおり、旺盛な建設人材需要により、在籍人数及び契約単価が伸長したことから、第3四半期の売上収益は約8億円の増収となりました。

他方、第1四半期より技術者の待遇改善を進めたことに加え、時限措置として待機手当の増額を実施したことから、技術者の人件費は約7億円の増加となりました。以上の結果、営業利益は前年同期比で4,000万円の増益にとどまっています。

四半期業績推移

こちらは各項目の四半期推移を掲載しています。2022年10月期第1四半期以降、在籍人数の増加を背景に売上収益は安定的な成長を実現しています。また、スライド右側のグラフにありますように、各段階利益についても前年同期比で増益を達成しています。

セグメント別業績

セグメント別の業績です。建設ソリューション事業の売上収益は前年同期比21.3パーセント増、営業利益は前年同期比6.7パーセント増と順調に増加しています。

ITソリューション事業においても、売上収益は前年同期比17.8パーセント増、営業利益は前年同期比52.8パーセント増と、こちらも順調に増加しています。

連結財政状態

連結バランスシートです。中間配当の実施及び借入金の返済により、現金及び現金同等物は前期末比で減少していますが、着実な四半期利益の計上によって利益剰余金は増加し、のれん比率も低下しています。

連結キャッシュ・フロー

連結キャッシュフローです。前のスライドの説明と一部重複しますが、当四半期に中間配当があったこともあり、第3四半期累計では現預金は6億6,000万円減少しています。

在籍人数・稼働人数・稼働率の推移(ワールドコーポレーション)

柴田直樹氏(以下、柴田):事業の概況について、建設ソリューションセグメント主要子会社であるワールドコーポレーションのKPI推移を中心にご説明します。

在籍人数は第2四半期から34名増の3,226名、稼働人数は第2四半期から286名増の2,999名となっています。稼働率は改善傾向にあるものの、第2四半期から0.4ポイント低下、前年同期比で2.6ポイント低下し、93.7パーセントとなっています。

契約単価の推移(ワールドコーポレーション)

契約単価の推移です。建設業界での慢性的な人材不足や価格引き上げ交渉を含む当社側の営業努力等を背景に、契約単価は前四半期比1,000円増の51万1,000円となっています。

採用人数・退職人数・退職率の推移(ワールドコーポレーション)

採用人数、退職人数、退職率の推移を記載しています。当四半期の採用人数は381名となり、前年同期比33名増となりました。

一方で、退職率は各種施策が奏功し、前年同期比0.8ポイント改善し、28.5パーセントとなり、着実に改善しています。

業績予想

小林:2024年10月期の通期業績予想と株主還元についてご説明します。第3四半期までの進捗率を踏まえ、通期業績予想に変更はありません。

株主還元

株主還元方針についてご説明します。こちらも昨年12月に発表した内容から変更はなく、期末配当60円を予定しています。すでに実施した中間配当50円と合わせて、年間では合計110円になる見込みです。業績予想をベースとした配当性向は48.3パーセントとなります。

ご説明は以上です。ご清聴いただきありがとうございました。

質疑応答:利益率が改善に転じる時期について

司会者:「先行的なコスト投下で足元の利益率は低下していますが、利益率が改善に転じる時期をいつ頃と想定していますか?」というご質問です。

柴田:昨今、採用競争が激化している影響もあり、我々は採用の強化を進めている最中です。実際に、足元では採用コストや賃金が上がってきている一方で、昨年から今期にかけて契約単価も比較的順調に値上げが進んでいます。

今後の傾向としては、利益率は横ばい、もしくは若干の低下が想定されますので、トップラインの売上を伸ばしつつ、営業利益の額をしっかり確保できるように取り組んでいきます。

配信元: ログミーファイナンス

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