*11:35JST 酒井重 Research Memo(5):財務基盤は堅固。手元の現金及び預金は8,847百万円と潤沢
■酒井重工業<6358>の業績動向
3. 財務状況
2025年3月期第1四半期末の財務状況については、流動資産は前期末比163百万円減の28,473百万円となった。主な要因は、現金及び預金の増加464百万円、受取手形及び売掛金(電子記録債権を含む)の減少2,327百万円、棚卸資産の増加1,469百万円による。固定資産は同302百万円増の15,902百万円となったが、主な要因は、有形固定資産の増加173百万円、無形固定資産の増加302百万円、投資その他の資産の減少174百万円(主に投資有価証券の減少105百万円)による。この結果、資産合計は同138百万円増の44,375百万円となった。棚卸資産が増加しているが、同社は「世界経済が減速する中で建設機械市場は調整期を迎えており、適正な在庫水準へ調整中」と述べている。
負債合計は前期末比373百万円減の14,698百万円となったが、主な要因は、流動負債のうち買掛債務(支払手形及び買掛金、電子記録債務)の減少329百万円、短期借入金の減少165百万円、固定負債の増加220百万円による。純資産合計は同511百万円増の29,677百万円となった。この結果、2025年3月期第1四半期末の自己資本比率は66.7%(前期末は65.8%)となった。
2025年3月期第1四半期末の正味運転資本(売上債権+棚卸資産−仕入債務)は前年同期末比940百万円増の12,503百万円となった。主に、売上債権の減少2,562百万円、棚卸資産の増加1,469百万円、仕入債務の減少2,033百万円による。販売(売上高)が堅調に推移したものの、建設機械市場が調整期を迎えたことにより、売上高/棚卸資産回転数は、前年同期比0.36回減の2.65回に低下した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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3. 財務状況
2025年3月期第1四半期末の財務状況については、流動資産は前期末比163百万円減の28,473百万円となった。主な要因は、現金及び預金の増加464百万円、受取手形及び売掛金(電子記録債権を含む)の減少2,327百万円、棚卸資産の増加1,469百万円による。固定資産は同302百万円増の15,902百万円となったが、主な要因は、有形固定資産の増加173百万円、無形固定資産の増加302百万円、投資その他の資産の減少174百万円(主に投資有価証券の減少105百万円)による。この結果、資産合計は同138百万円増の44,375百万円となった。棚卸資産が増加しているが、同社は「世界経済が減速する中で建設機械市場は調整期を迎えており、適正な在庫水準へ調整中」と述べている。
負債合計は前期末比373百万円減の14,698百万円となったが、主な要因は、流動負債のうち買掛債務(支払手形及び買掛金、電子記録債務)の減少329百万円、短期借入金の減少165百万円、固定負債の増加220百万円による。純資産合計は同511百万円増の29,677百万円となった。この結果、2025年3月期第1四半期末の自己資本比率は66.7%(前期末は65.8%)となった。
2025年3月期第1四半期末の正味運転資本(売上債権+棚卸資産−仕入債務)は前年同期末比940百万円増の12,503百万円となった。主に、売上債権の減少2,562百万円、棚卸資産の増加1,469百万円、仕入債務の減少2,033百万円による。販売(売上高)が堅調に推移したものの、建設機械市場が調整期を迎えたことにより、売上高/棚卸資産回転数は、前年同期比0.36回減の2.65回に低下した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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