<注目銘柄>=インフォMT、外食向け好調で下期業績回復へ
インフォマート<2492.T>は、8月5日につけた年初来安値201円を底に反発基調にあるが、まだ緒に就いたばかりといえる。上期決算は営業減益だったが、下期には回復が見込まれており、それに伴い株価も上昇基調を強めそうだ。
同社はBtoBプラットフォーム(企業間電子商取引サービス)の運営が主な事業。外食向けが主力で、なかでも「BtoBプラットフォーム 受発注」は外食に加えてホテル・旅館業界の新規が増加。また、企業のバックオフィス向けは「BtoBプラットフォーム 請求書」が、インボイス制度開始後も大手企業とそのグループ企業を中心に新規導入が進み、24年12月期上期連結売上高は72億1300万円(前年同期比15.1%増)となった。
一方、利益面では、データセンターのクラウド化に向けた検証を実施したことにより、サーバー関連費用が一時的に増加したことやタノムの子会社化に伴うのれん償却費及び販管費の増加、営業サポート人員の補強による人件費の増加などが圧迫し、営業利益は3億1000万円(同15.1%減)となった。ただ、8月からの外食向け「受発注」の料金改定や、サーバーのクラウド移行による原価低減効果などが期待でき、通期では、売上高160億8600万円(前期比20.4%増)、営業利益10億円(同20.4%増)と2ケタ増収増益を見込む。
外食向け、企業のバックオフィス向けとも主要サービスの利用企業数は増えており、25年12月期も増収増益の可能性が大。中期経営計画では26年12月期に営業利益50億円を目指している。(仁)
出所:MINKABU PRESS
同社はBtoBプラットフォーム(企業間電子商取引サービス)の運営が主な事業。外食向けが主力で、なかでも「BtoBプラットフォーム 受発注」は外食に加えてホテル・旅館業界の新規が増加。また、企業のバックオフィス向けは「BtoBプラットフォーム 請求書」が、インボイス制度開始後も大手企業とそのグループ企業を中心に新規導入が進み、24年12月期上期連結売上高は72億1300万円(前年同期比15.1%増)となった。
一方、利益面では、データセンターのクラウド化に向けた検証を実施したことにより、サーバー関連費用が一時的に増加したことやタノムの子会社化に伴うのれん償却費及び販管費の増加、営業サポート人員の補強による人件費の増加などが圧迫し、営業利益は3億1000万円(同15.1%減)となった。ただ、8月からの外食向け「受発注」の料金改定や、サーバーのクラウド移行による原価低減効果などが期待でき、通期では、売上高160億8600万円(前期比20.4%増)、営業利益10億円(同20.4%増)と2ケタ増収増益を見込む。
外食向け、企業のバックオフィス向けとも主要サービスの利用企業数は増えており、25年12月期も増収増益の可能性が大。中期経営計画では26年12月期に営業利益50億円を目指している。(仁)
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