SBIレオスひふみ、投資単位を1万円程度に引き下げ 配当性向50%以上、DOE10%以上とする方針も発表

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最新投稿日時:2024/08/27 11:00 - 「SBIレオスひふみ、投資単位を1万円程度に引き下げ 配当性向50%以上、DOE10%以上とする方針も発表」(ログミーファイナンス)

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SBIレオスひふみ、投資単位を1万円程度に引き下げ 配当性向50%以上、DOE10%以上とする方針も発表

投稿:2024/08/27 11:00

現状の株価水準について

藤野英人氏(以下、藤野):SBIレオスひふみ代表取締役の藤野です。いつもみなさまにはご支援いただきまして、ありがとうございます。まず、株価が公募価格を大幅に下回り低迷していることに対して、お詫び申し上げたいと思います。

私はSBIレオスひふみ株式会社の経営者であり、また、大株主の1人です。その面で見れば、公募価格を下回っている状態に対しては、当然ながら非常に忸怩たる思いをしています。

この現状に対して、株価を上昇させることが重要であり、上昇させたいという強い意志を持っています。

当社は中核事業会社として資産運用会社を保有しており、よい会社に投資してリターンを上げ、お客さま、受益者の方々に報いるのが私たちの仕事です。その面で見れば、自社株が低迷している状態が良いとは、まったく思っていません。

多くの方に投資していただき、長期的にリターンを上げることが、やはりとても大事です。したがって、現状株価が低迷していることに関して、真摯に反省しています。また、そのために必要なさまざまな施策を行いたいと考えています。

今後の企業価値の向上について

具体的に株価を上げるためにはどうしたらよいかは、言うまでもなく企業価値の向上がとても重要だと思っています。当社は上場してから現在まで2桁増益を継続しており、今まで十分に企業価値の向上を果たしていると思います。

もちろん、今後が重要ですので、現状のような結果をこれからも出していきたいと思っていますが、企業価値が向上しているのに対して株価が下がっていることに関しては、やはり私たちのアピール不足であったと思います。

しかしながら、株価を上げるためにはまず大切なのは、IRの改善や株価対策の前に、企業価値をさらに向上させることが重要だと思っています。そこで、先日「ひふみマイクロスコープpro」という商品を出しました。

当社では社内的に「ホップ・ステップ・ジャンプ計画」に取り組んでおり、この商品は「ホップ・ステップ・ジャンプ計画」のホップにあたるものです。当初は80億円弱でスタートしましたが、7月末時点ではお客さまの支持を集めて150億円を超すところまで運用残高が増えてきました。もちろんこれから、もっともっと増やしていこうと思っています。

また、9月12日に「ひふみクロスオーバーpro」という商品を出します。こちらは未上場の会社にも投資できる、業界的にも画期的なものです。私は個人的にも「ひふみクロスオーバーpro」にたくさん投資したいと思っています。

「ひふみクロスオーバーpro」は、「ホップ・ステップ・ジャンプ計画」のステップにあたります。ジャンプについてはまだ発表できませんが、もし発表したら、みなさまに「これはすごいな、おもしろいな」「このような商品を待っていたんだよ」と思っていただける商品になるだろうと思っています。ジャンプにもぜひご期待ください。

8月に入り、マーケットが大きく下落しましたが、直近のマーケットの回復にしたがって、当社の運用残高も回復しています。この「ひふみクロスオーバーpro」が出てくると、成長路線が明確になると思っています。

株式分割と配当方針の変更について

当社はこれまで企業価値の向上に努めてきたわけですが、流動性の向上や株主還元の充実が足りなかったのではないかと思っています。

そのため本日、株式分割と配当方針の変更を発表しました。株式の分割によって投資単位あたりの金額を1万円程度に引き下げて、当社株式の流動性の向上と、投資家層の拡大を図ろうと考えています。

私たちの株主の方々は、単位株である100株の保有者が非常に多く、全体の半分近くが100株の保有者です。当社の将来に非常に期待していただいており、当社株式を継続的に保有していただいています。

こちらは大変すばらしいことですが、一方で、しっかり保有していただいているおかげで、流動性がないというジレンマに陥っています。

したがって、株式の分割をすることによって、投資単位あたりの金額を1万円程度に引き下げると同時に、一部でも売却することができるようにしたいと思っています。それにより、当社株式の流動性の向上を図ることができると思っています。

投資単位を引き下げることには、もう1つの意味合いがあります。投資単位あたりの金額を1万円程度まで引き下げることができれば、誰でも投資ができます。

私たちは「ファイナンシャル・インクルージョン」、つまり、誰もが投資家になれる、投資の恩恵を隅々まで受けられる社会を目指しています。そのためには、当社自身を、誰でも買える、誰でも投資できるようにしたいと思っています。

投資単位あたりの金額を1万円程度まで引き下げることによって、場合によっては高校生、中学生がお年玉で当社の株に投資することができるようになります。そのように、どなたでも投資でき、どなたでも当社の株主になり、どなたでも当社の株主総会に来て意見が言える状態を目指したいと思っています。

さらに、新たな投資方針として、配当性向50パーセント以上を基本線とし、業績のブレも考慮して株主資本配当率(DOE)を10パーセント以上とすることを、本日発表しました。

株式分割と配当の増加によって、まずは私たちの姿勢を示したいです。「この株価に満足していない」「多くの人に投資してもらいたい」「業績に対して非常に自信がある」ということを伝えたいと考えています。詳しくは、当社のリリースをご確認ください。

【8月21日に開示したリリース等の一覧】
株式分割等に関するお知らせ
配当予想の修正に関するお知らせ
株主還元方針の変更及び株式分割に関する説明資料

さらに、重要なポイントですが、今回の発表がすべてではありません。本日公表した株式分割などに終わらず、まずは企業価値をしっかり向上させていきます。そして、みなさまに「このような商品を待っていた」「これは本当によい商品だね」と、あっと驚いていただける商品を、これから出していこうと思っています。

また、今後も、自社株買いなどを含めて流動性の向上や、株主還元の充実に資する施策を検討していきます。

それによって、株主のみなさま、また当社の株主になろうと思っているみなさまに、SBIレオスひふみ株に投資してよかったと思っていただけるように努力していきます。

今後も、みなさまの温かいご支援をいただければ幸いです。SBIレオスひふみの代表取締役社長の藤野英人でした。これからもよろしくお願いいたします。

配信元: ログミーファイナンス

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