徐々にドル売りが復活 146円台に再び値を落とす場面も=NY為替
NY為替市場は徐々にドル売りの動きが復活しており、ドル円も146円台に再び値を落とす場面も見られている。ユーロドルは1.10ドル台半ばと本日の高値圏での推移。
NY時間に入って7月の米消費者物価指数(CPI)が発表になったが、ほぼ予想通りの内容となった。ただ、為替市場はドル買いの反応を見せ、ドル円も147円台半ばまで一時上昇していた。
7月の米CPIは6月に引き続きインフレの鈍化傾向を示し、FRBの9月利下げへの期待は追認する内容ではあった。しかし、市場の一部では0.50%ポイントの大幅利下げの可能性を高める内容になるとの期待も出ていたことから、その点では鈍化ペースも緩く、物足りない内容となったようだ。米国債利回りは上昇に転じている。
短期金融市場では大幅利上げの確率を前日は55%程度で織り込んでいたが、米CPIを受けて40%程度まで低下。ただ、利下げ自体は確信しており、ドル売りの反応が続いている。
インフレ面では、今後も緩やかではあるが、進展が続くことが予想される。ただ、インフレはFRBにとってもはや以前ほど重要な問題ではなくなっており、利下げに対する市場の期待を大きく動かすことはないとの声も出ている。むしろ、景気の先行きを占う上で、明日の米小売売上高で消費動向を確認したい雰囲気もあるようだ。
USD/JPY 147.08 EUR/USD 1.1037 GBP/USD 1.2853
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
NY時間に入って7月の米消費者物価指数(CPI)が発表になったが、ほぼ予想通りの内容となった。ただ、為替市場はドル買いの反応を見せ、ドル円も147円台半ばまで一時上昇していた。
7月の米CPIは6月に引き続きインフレの鈍化傾向を示し、FRBの9月利下げへの期待は追認する内容ではあった。しかし、市場の一部では0.50%ポイントの大幅利下げの可能性を高める内容になるとの期待も出ていたことから、その点では鈍化ペースも緩く、物足りない内容となったようだ。米国債利回りは上昇に転じている。
短期金融市場では大幅利上げの確率を前日は55%程度で織り込んでいたが、米CPIを受けて40%程度まで低下。ただ、利下げ自体は確信しており、ドル売りの反応が続いている。
インフレ面では、今後も緩やかではあるが、進展が続くことが予想される。ただ、インフレはFRBにとってもはや以前ほど重要な問題ではなくなっており、利下げに対する市場の期待を大きく動かすことはないとの声も出ている。むしろ、景気の先行きを占う上で、明日の米小売売上高で消費動向を確認したい雰囲気もあるようだ。
USD/JPY 147.08 EUR/USD 1.1037 GBP/USD 1.2853
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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