午後:債券サマリー 先物は続落、日銀会合後に下げ渋るも戻り限定的

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最新投稿日時:2024/04/26 15:57 - 「午後:債券サマリー 先物は続落、日銀会合後に下げ渋るも戻り限定的」(みんかぶ)

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午後:債券サマリー 先物は続落、日銀会合後に下げ渋るも戻り限定的

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/04/26 15:57
 26日の債券市場で、先物中心限月6月限は続落。日銀会合の結果を受けて下げ幅を縮小したものの、追加利上げの思惑は依然としてくすぶっており戻りは限定的だった。

 債券先物は寄り付き直後に143円71銭まで下押す場面があった。前日の米長期債相場が続落(金利は上昇)したことが重荷となったほか、前日夜に一部で「日銀は金融政策決定会合で国債買い入れ縮小の方法を検討する」と報じられたことで需給の緩みが意識された。ただ、日銀会合で金融政策の現状維持が決まり、長期国債の買い入れについて「3月会合で決定された方針に沿って実施する」と示されたことから安心感が台頭。あわせて公表された「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」では、24年度と25年度の消費者物価指数(生鮮食品を除く)の前年度比上昇率の見通しがそれぞれ2.8%(1月時点では2.4%)、1.9%(同1.8%)に引き上げられたが、新たに公表された26年度の見通しは1.9%と日銀の物価安定目標の2%を超えなかったことも買いにつながったようだ。とはいえ、金融政策運営について「基調的な物価上昇率が上昇していくとすれば、金融緩和度合いを調整していく」と明記され、追加利上げの思惑は完全には払しょくされず。夕方に行われる植田和男総裁の会見を見極めたいとする向きも多く、先物は一時144円10銭まで戻したものの買いは続かなかった。

 先物6月限の終値は、前日比22銭安の143円93銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは一時0.930%と昨年11月以来の高水準をつけ、午後3時時点では前日比0.035%上昇の0.925%で推移している。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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