２３日の米株式市場の概況、ＮＹダウ４日続伸 ４月ＰＭＩ受け利下げ観測広がる

　２３日の米株式市場では、ＮＹダウが前日比２６３．７１ドル高の３万８５０３．６９ドルと４日続伸した。４月の購買担当者景気指数（ＰＭＩ）が、製造業とサービス業ともに市場予想を下回り、米国経済のソフトランディング期待が再燃した。利下げ観測が再び広がるなかで米長期金利の上昇が一服し、株式市場には追い風となった。決算発表を受けた個別物色への意欲もみられ、投資家の不安心理が和らぎ、主力株への買い戻しを誘った。

　ベライゾン・コミュニケーションズ＜VZ＞とアメリカン・エキスプレス＜AXP＞が買われ、ウォルト・ディズニー＜DIS＞、ゴールドマン・サックス・グループ＜GS＞、キャタピラー＜CAT＞がしっかり。ＧＭ＜GM＞とロブロックス＜RBLX＞高い。一方、ユナイテッドヘルス・グループ＜UNH＞とウォルマート＜WMT＞、ボーイング＜BA＞が下落。ニューコア＜NUE＞が大幅安となった。

　ナスダック総合株価指数は２４５．３３５ポイント高の１万５６９６．６４０と続伸した。エヌビディア＜NVDA＞とAMD＜AMD＞が上昇し、マイクロソフト＜MSFT＞やアマゾン・ドット・コム＜AMZN＞、テスラ＜TSLA＞、メタ・プラットフォームズ＜META＞が堅調推移。ハシコープ＜HCP＞が大きく水準を切り上げた。半面、ペプシコ＜PEP＞が冴えない展開となり、アビオナ・セラピューティクス＜ABEO＞が急落した。

出所：MINKABU PRESS