ダウ先物は上昇 本日は上げを維持できるか注目＝米国株

米株価指数先物（6月限）（NY時間08:44）（日本時間21:44）
ダウ先物　38058（+68.00　+0.18％）
S＆P500　5069.75（+7.50　+0.15％）
ナスダック100先物　17689.75（+31.25　+0.17％）

　米株価指数先物市場でダウ先物、Ｓ＆Ｐ５００、ナスダック１００とも小幅に上昇している。本日も買い戻しが先行して始まりそうだが、このところ米株価指数は序盤の上げを維持できずに失速するケースが続いている。ＦＲＢの利下げ期待の後退および中東情勢の緊迫化を材料に、調整モード入りとなっているようだ。

　ただ、成長と企業業績への期待は高い。「成長は順調だが、利下げによる押し上げ効果は期待できそうになく、それが消化不良を引き起こしている」といった声も聞かれる。本日は上げを維持できるか注目される。

　Ｓ＆Ｐ５００は今週の下げで５０日線を下回って来ているが、目先は節目の５０００で反転できるかが注目される。反転したとしても、５０日線の上に戻れるかがさらに重要だ。その意味でも５０日線の上の５１５０ー５２００水準が重要な上値レジスタンスになっているとの指摘も出ている。

　住宅建設のＤＲホートン＜DHI＞が時間外で上昇。取引開始前に１－３月期決算（第２四半期）を発表しており、予想を上回る数字を発表していた。通期の売上高見通しや引き渡し件数の見通しも上方修正した。

　マイクロン・テクノロジー＜MU＞が時間外で上昇。米政府による半導体生産強化の取り組みの一環として、国内工場建設プロジェクトの資金支援で米商務省から６１億ドルの補助金を受け取る方向だと伝わった。

　カジノのラスベガスサンズ＜LVS＞が時間外で下落。前日引け後に１－３月期決算（第１四半期）を発表し、好調な内容ではあったものの、マカオの数字が全体的に冴えない内容だったことが重しとなっている。

　なお、引け後の決算はネットフリックス＜NFLX＞が予定。

（NY時間08:54）（日本時間21:54）時間外
ＤＲホートン＜DHI＞　153.48（+7.74　+5.31%）
ラスベガス・サンズ＜LVS＞　48.25（-1.98　-3.94%）
マイクロン＜MU＞　117.50（+1.17　+1.01%）

アップル＜AAPL＞　167.71(-0.29 -0.17％)
マイクロソフト＜MSFT＞　412.60(+0.76 +0.18％)
アマゾン＜AMZN＞　181.80(+0.52 +0.29％)
アルファベット＜GOOG＞　157.12(+0.24 +0.15％)
テスラ＜TSLA＞　151.89(-3.56 -2.29％)
メタ＜META＞　497.20(+3.03 +0.61％)
エヌビディア＜NVDA＞　849.00(+8.65 +1.03％)
AMD＜AMD＞　154.31(+0.29 +0.19％)
イーライリリー＜LLY＞　752.50(+1.73 +0.23％)

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美