根強いドル高の流れ続く、ドル円は154円台後半へ ポンドやユーロは下げ一服も=ロンドン為替概況

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最新投稿日時:2024/04/16 20:27 - 「根強いドル高の流れ続く、ドル円は154円台後半へ ポンドやユーロは下げ一服も=ロンドン為替概況」(みんかぶ(FX/為替))

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根強いドル高の流れ続く、ドル円は154円台後半へ ポンドやユーロは下げ一服も=ロンドン為替概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/04/16 20:27
根強いドル高の流れ続く、ドル円は154円台後半へ ポンドやユーロは下げ一服も=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、根強いドル高の流れが続いている。米10年債利回りが4.60%付近から4.65%付近へと上昇。一連の直近米経済指標の強さを受けて、市場での年内の米利下げ開始観測後ずれの見方が続いている。中東での地政学リスクも加わるなかで、欧州株はほぼ全面安商状となっている。そのなかで、ドル円は154円台前半から後半へと水準を上げており、34年ぶり高値水準を連日更新している。ユーロドルは1.06台割れを試す場面があったが、大台割れは回避して前日NYクローズ付近へと買い戻されている。3月独ZEW景況感指数が予想以上に改善したことが下支えとなっていた。ポンドドルは12-2月の英雇用統計をめぐって振幅も、1.24台は維持して1.24台半ばへと買い戻されている。ただ、前日NYクローズ付近では上値が重い。英雇用統計では失業率が上昇する一方で、賃金の伸びは依然として高かった。ユーロ円は164円台乗せ、ポンド円は192円台乗せと買われており、円売りが優勢な面もあった。

 ドル円は154円台後半での取引。東京午前の154.13付近を安値にロンドン朝方には154.61付近まで上昇。34年ぶりの高値水準を更新している。その後は154.40付近まで反落したが、再び154.70付近へと買われ高値を更新している。米10年債利回りの上昇が続いており、米利下げ開始時期の後ずれ観測が引き続き優勢。

 ユーロドルは1.06台前半での取引。ロンドン朝方に1.0602近辺まで下落も、大台割れは回避。その後は1.0635近辺まで買い戻された。独ZEW景況感指数の改善がユーロ買いを誘った。ユーロ円はドル円とともに買われ。ロンドン朝方の163.68近辺を安値に164.40台に高値を伸ばしている。対ポンドでは振幅し、方向性は希薄。次期英中銀副総裁に指名されたロンバルデリ氏は、欧州の金利は米国よりも先に低下する公算大、と述べている。

 ポンドドルは1.24台半ばでの取引。ロンドン朝方の12-2月英雇用統計で、失業率が上昇したことを受けて1.2409近辺まで下落したが、その後は1.2456近辺まで買い戻されている。雇用統計で賃金上昇が根強いことが買戻しを誘った面が指摘される。ポンド円はロンドン朝方の191.65近辺を安値に、その後は買いが継続。高値を192.50台に伸ばしている。ユーロポンドは0.8525-0.8545レベルでの振幅と方向性に欠けている。

minkabu PRESS編集部 松木秀明 

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

配信元: みんかぶ(FX/為替)

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