日経225先物は11時30分時点、前日比20円高の3万9890円(+0.05%)前後で推移。寄り付きは3万9910円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万9985円)に届かなかったが、やや買い先行で始まった。現物の寄り付き直後には3万9820円と下落に転じたものの、売りが一巡するとリバウンド基調が強まり、一時4万0190円まで買われる場面も見られた。ただし、ボリンジャーバンドの+1σ接近では戻り待ち狙いのショートが意識されやすく、終盤にかけては寄り付き水準まで上げ幅を縮めた。
日経225先物は、一時4万0190円まで買われた後に軟化したものの、短期的なトレードが一巡した形であろう。4万円の大台をキープできなかったことから、押し目狙いのロングにおいても、早めのクローズに向かわせたようだ。米国市場の流れを受け、東京エレクトロン <8035> [東証P]は買われたが、アドバンテスト <6857> [東証P]は軟調な推移であり、手掛けづらさもあったと考えられる。後場は仕切り直しのなか、前場に付けた安値を割り込まなければ、短期的なショートカバーを誘う動きが意識されそうだ。
なお、NT倍率は先物中心限月で14.68倍に上昇した。25日移動平均線(14.62倍)を上回って始まり、同線が支持線として機能する形から、NTロングに振れやすくなった。また、為替市場での円安を手掛かりに、前日に弱い値動きだったトヨタ <7203> [東証P]など輸出関連の一角は買い先行で始まったものの買いは続かず、TOPIX型の弱さにつながった。
株探ニュース
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