中国工、今期経常を一転33％減益に下方修正

　中国工業 <5974> [東証Ｓ] が2月9日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比56.7％減の1億円に大きく落ち込んだ。
　併せて、通期の同利益を従来予想の3.4億円→2.1億円(前期は3.2億円)に36.8％下方修正し、一転して33.2％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の5.3億円→4.1億円(前年同期は3.5億円)に23.2％減額し、増益率が51.8％増→16.6％増に縮小する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比11.0％増の3億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の6.0％→6.3％とほぼ横ばいだった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　高圧機器事業のＬＰガス容器等、及び施設機器事業の畜産資材等の販売数量が想定していた水準を下回って推移していることから、売上・利益ともに業績予想値を下回る見通しです。　このような状況下、引き続き売上拡大・コスト削減等について注力いたしますが、全体として通期連結業績予想が2023年5月12日に公表した数値を下回る見通しとなりましたので、上記のとおり修正いたしました。※ 業績予想に関する留意事項　本資料の業績予想の見通しは、現時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因により異なる場合があります。