一応「植田総裁講演」には注意を…!? - ドル円

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最新投稿日時:2023/12/25 11:42 - 「一応「植田総裁講演」には注意を…!? - ドル円」(武市佳史)

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一応「植田総裁講演」には注意を…!? - ドル円

著者:武市佳史
投稿:2023/12/25 11:42

◆ 「米早期利下げ観測」を後押しする内容だったが… - 米PCE


先週末に発表された米PCEは、デフレータが“2021年2月以来(+2.6%)”、そしてコア・デフレータが“2021年4月以来(+3.2%)”と伸びが鈍化しました。
これは「米早期利下げ観測」を後押しする内容であり、発表直後に米10年債利回りは“さらに低下(→3.84%)”する場面が見られました。
ただしその後に発表されたミシガン大消費者態度指数が“前月より上昇(69.7)”したこともあり、思惑を傾斜させるには至りませんでした。
こうしてドル円は“適度に振れた(高値:142.661円/安値:141.855円)”ものの、“方向感定まらず”を脱するには至っておりません。

◆ それでも“流動性低下”は如何ともしがたく…


本日は日本・中国等を除き、ほぼ全ての主要市場が“休場(クリスマス)”となります。
このため“流動性低下”はさらに進行すると見られ、基本的には“動意薄”と見られます。
ただ流動性低下時にはもう一つ、“些細な要因で乱高下”となる可能性があります。
そうした中で本日は、「植田日銀総裁講演(経団連審議員会)」が行わる予定となっています。
海外勢不在となるだけに“大きなリスク要因”にはならないとは見るものの、“リスクイベント”としての認識は一応必要…?

ただ明日も英連邦圏が“休場(ボクシング・デー)”となるだけに、“流動性回帰”は見込めない状況といえます。
前記講演で動くか?どうか?を注視しつつ、そこで動かなければ本日は“動意薄”と見るのが妥当なのかもしれませんね。

◆ ドル円 抵抗・支持ライン

※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。

144.000(大台)
143.775(12/19~12/21の61.8%戻し)
143.568(12/21高値、ピボットハイブレイクアウト)
143.478(日足・一目均衡表転換線)
143.408(12/19~12/21の50%戻し)
上値5:143.134(ピボット2ndレジスタンス)
上値4:143.041(12/19~12/22の38.2%戻し)
上値3:143.000(大台)
上値2:142.824(200日移動平均線、ピボット1stレジスタンス)
上値1:142.661(12/22高値、-1σ)
前営業日終値:142.469
下値1:142.258(12/22安値後の50%押し)
下値2:142.163(12/22安値後の61.8%押し)
下値3:142.000(大台、ピボット1stサポート)
下値4:141.855(12/22安値)
下値5:141.522(ピボット2ndサポート)
141.421(12/15安値)
141.259(月足・一目均衡表転換線)
141.190(ピボットローブレイクアウト)
141.056(50週移動平均線)
140.945(12/14安値、大台)
140.683(7/31安値)

《11:20》

武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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