さらに“動きづらい”を前提にして…!? - ドル円

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最新投稿日時:2023/10/30 11:47 - 「さらに“動きづらい”を前提にして…!? - ドル円」(武市佳史)

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さらに“動きづらい”を前提にして…!? - ドル円

著者:武市佳史
投稿:2023/10/30 11:47

◆ “ポジション調整”中心… - “149円半ば”へ反落



先週末は「緩やかな米インフレ圧力低下」と「堅調な米個人消費」を示す指標が混在しました。
さらに「中東情勢を巡る不透明感」が加わったことで、“方向感定まらず”を地で往く動きとなりました。
ただ「中銀ウィーク」を控えた週末ということもあり、最終的には“ポジション調整”が優勢となりました。
ドル円は前日の“150.780円”をピークに上値を重くし、“149.453円”まで緩やかに値を落として先週末の取引を終えています。

◆ 「イベント前」とあって、“様子見ムード”は如何ともしがたい…?


明日に「日銀会合&植田総裁会見」と「為替介入実績」、明後日に「FOMC」を控えるスケジュール感とあっては、本日は動きづらいと見るのが自然です。
ただ前者は見方が割れる中、基本的には「2023/24年度のインフレ見通し上方修正」が有力視されています。
このため「YCC政策再修正」への思惑も燻りやすく、“上値の重さ”を引きずる可能性が否めないところです。
ただそうなると“据え置き”の場合には、“円売り”へと一気に揺り戻されないとも限らない…?
そうなると「為替介入実績」の内容が、より重要視されることになるものの、いずれにしても現時点では“思惑主体”にならざるを得ず、それでいて“様子見ムード”を払拭するには至らない…?

“上値の重さ”をやや意識しつつ、すでに値を落とした後ということで“下値の堅さ”を想定しながら、目先は“イベント前の膠着”と考えたいところです。

◆ ドル円 抵抗・支持ライン

※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。

152.300(90/7/6高値)
151.952(22/10/21高値、大台)
151.428(9/1~9/8-9/11の161.8%返し)
151.156(ピボットハイブレイクアウト)
151.000(大台)
上値5:150.780(10/26高値《年初来高値》、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:150.568(+2σ)
上値3:150.407(10/27高値)
上値2:150.205(ピボット1stレジスタンス)
上値1:150.048(日足・一目均衡表転換線、+1σ、大台)
前営業日終値:149.627
下値1:149.453(10/27安値、20日移動平均線、10/3~10/26の38.2%押し水準)
下値2:149.316(10/24安値、ピボット1stサポート)
下値3:149.163(10/10~10/26の61.8%押し)
下値4:149.080(10/3~10/26の50%押し、日足・一目均衡表基準線、-1σ、大台)
下値5:148.804(10/17安値、ピボット2ndサポート)
148.679(10/3~10/26の61.8%押し)
148.428(10/11安値、-2σ)
148.338(週足・一目均衡表転換線)
148.248(10/5安値、50日移動平均線、ピボットローブレイクアウト)
148.163(10/10安値)
148.000(大台)
147.321(9/21安値、10/3安値、日足・一目均衡表先行スパン上限)
147.240(8/7~10/26の38.2%押し)
147.001(9/13-14安値、大台)

《11:10》

武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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