■環境管理 <4657> 614円 (+100円、+19.5%) ストップ高
環境管理センター <4657> [東証S]がストップ高。同社はアスベストや土壌汚染、放射能など環境に関する各種調査・分析を手掛ける。東京電力福島第1原子力発電所の処理水放出を巡り、放射能測定への需要が高まるとの思惑から物色を集めたようだ。
■グッドスピー <7676> 1,115円 (+150円、+15.5%) ストップ高
グッドスピード <7676> [東証G]がストップ高。24日、過去の保険金請求に関する自主調査の経過報告を発表した。保険金水増し請求を巡る報道で前日まで急落していただけに、会社側の発表を受けていったん買い戻す動きが広がった。調査対象は4月1日~8月8日に保険金を請求した案件の一部で、調査した案件総数は1051件。このうち、損害保険会社との再協定が必要な件数は30件だった。予定していた作業内容が変更になったにもかかわらず、当初作成した「作業指示書」の通りに保険金を算定していたという。再発防止策として、作業中に撮影した写真を目視確認した上で保険金の算定を行うとした。
■日本麻 <3306> 944円 (+119円、+14.4%)
日本製麻 <3306> [東証S]が続急騰。カレーチェーンを展開するゴーゴーカレーグループ(石川県金沢市)が、日本麻の株式を買い増したことが、24日取引終了後に提出された変更報告書で明らかになった。これを思惑視した買いが入ったようだ。ゴーゴーカレーグループの保有比率はこれまでの15.47%から16.84%に上昇した。保有目的は「政策投資及び重要提案行為等をするため」としている。報告義務発生日は8月17日。日本麻は21日、ゴーゴーカレーグループの会長を兼務していた宮森宏和氏を社長から解任している。
■グロービー <5575> 2,138円 (+248円、+13.1%)
Globee <5575> [東証G]が3日ぶり急反騰。24日の取引終了後、大株主のベンチャーキャピタルによる株式売却を確認したと発表。将来的な株式売り出しに伴う需給悪化懸念が後退し、買い安心感が広がったようだ。グロービーが自社の株主であるNVCC8号投資事業有限責任組合に直接確認したところ、同株主の保有分が8月22日時点で0.00%(保有なし)になっていたという。同株主はグロービー上場時点(6月14日)で8.93%を保有していた。なお、今回の確認では株主名簿管理人による株主判明調査は実施していない。
■アテクト <4241> 764円 (+70円、+10.1%) 一時ストップ高
アテクト <4241> [東証S]が3日ぶり急反騰、一時ストップ高となった。今週22日にストップ高人気に買われた後、前日24日まで2営業日調整を入れていたが、25日は改めて買い直された。半導体など電子機器デバイスの実装や保護に使われるスペーサーテープで世界シェア70%と断トツのシェアを誇る。同製品はパーティクル対策でも強みを発揮しFPD(フラットパネルディスプレー)などモニターの高画質などにも貢献している。米エヌビディア
■日ヒュム <5262> 821円 (+55円、+7.2%)
東証プライムの上昇率2位。日本ヒューム <5262> [東証P]が3日続急伸。25日、株主優待制度の新設を発表したことが好感されたようだ。毎年9月末及び3月末日現在の株主名簿に記載または記録された600株以上保有の株主を対象に、株主向け特設ウェブサイトにおいて商品などと交換できる優待ポイントを進呈する。保有株式数が600株以上1500株未満の株主には5000ポイント、1500株以上1万株未満の株主には1万ポイント、1万株以上の株主には1万5000ポイントを9月と3月のタイミングでそれぞれ贈呈する。
■ARアドバン <5578> 2,810円 (+185円、+7.1%)
ARアドバンストテクノロジ <5578> [東証G]が3日続急伸。24日の取引終了後、23年8月期の連結業績予想について、営業利益を4億3800万円から5億900万円(前期比28.5%増)へ、純利益を2億8100万円から2億9900万円(同9.9%増)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を無配から20円へ引き上げたことが好感された。売上高はエンジニア採用が計画を下回ったことから、104億5900万円から101億2100万円(同15.4%増)へやや下方修正したものの、高収益案件へのシフトや品質管理の強化による原価逓減策が奏功したほか、採用数が計画を下回ったことで採用費及び人員増に伴う人件費の増加が計画を下回ったことも寄与する。なお、年間配当予想は20円(前期無配)となる。
■VIX短先物 <1552> 727円 (+46円、+6.8%)
国際のETF VIX短期先物指数 <1552> [東証E]が5日ぶり急反発。同ETFは「恐怖指数」と称される米VIX指数とリンクしており、米国市場の波乱時に上昇する特性を持つ。24日の米VIX指数は前日23日に比べ1.22(7.63%)ポイント高の17.20に上昇した。米長期金利の上昇などを受け同日のNYダウは373ドル安と反落。25日のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を前に警戒感が高まった。こうしたなか、VIX短先物は上昇した。
■BEENOS <3328> 1,692円 (+88円、+5.5%)
東証プライムの上昇率3位。BEENOS <3328> [東証P]が続急伸。25日、子会社が運営する越境ECサポートサービス「Buyee(バイイー)」が、韓国のデリバードコリアが運営する越境EC購入サポートサービス「Dealko」と連携したと発表した。今後の業績へのポジティブな影響を期待した買いが集まったようだ。BEENOSは5月にデリバードコリアと戦略的資本・業務提携を締結。今回の連携は第1弾の取り組みとなる。Dealkoで販売されるK-POP関連のグッズや化粧品などの商品を、バイイーでも購入できるようになるという。
■シキノHT <6614> 2,705円 (+139円、+5.4%)
シキノハイテック <6614> [東証S]が急反発。半導体中小型株の出遅れ物色の流れが広がっており、6月下旬以降に下値模索の動きを続けていた同社株も目先押し目買い対象として浮上した。同社は車載用を軸に半導体検査装置の製造及び半導体設計・開発などを主力事業としている。メモリー半導体市況は低迷しているものの、需要に陰りが見られないパワー半導体へのシフトを進め23年4-6月期営業利益は前年同期比3.2倍となる1億6000万円を達成した。第1四半期時点で24年3月期通期計画の5億6000万円に対する進捗率は29%で、増額修正の可能性を内包、株価も目先リバウンド局面への移行を示唆している。
■アクセルM <3624> 255円 (+13円、+5.4%)
アクセルマーク <3624> [東証G]が3日続急伸。24日の取引終了後、トレーディングカードの買い取り・販売を行うエイチ・エム・ワイ(東京都千代田区)と業務提携し、トレーディングカード(トレカ)事業を9月をメドに開始すると発表しており、好材料視された。これまでゲーム事業で培ったエンターテインメント分野のノウハウ及び広告事業で培ったデジタルマーケティングの強みや技術開発力を生かし、広告事業以外での収益事業を創出するのが狙い。まずは全国に設置されているトレカ横丁ブランドで展開されているトレカ自販機によるオリジナルパック販売事業に関して共同運営を行うほか、今後のリアルな店舗展開も図る予定。更にオンライン上でのトレカの買い取り・販売事業も展開する予定としている。
■ダイドー <3205> 301円 (+14円、+4.9%)
ダイドーリミテッド <3205> [東証S]が大幅反発。24日の取引終了後、410万株(自己株式を除く発行済み株数の12.76%)、または11億7670万円を上限に、25日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で自社株を取得すると発表。買い付け価格は24日終値の287円。東証の自己株式立会外買付取引情報によると、ダイドーは25日に予定通り410万株の買い付けを実施した。今回の自社株取得はオンワードホールディングス <8016> [東証P]との資本提携解消に伴うもの。
■Sansan <4443> 1,391円 (+63.5円、+4.8%)
東証プライムの上昇率4位。Sansan <4443> [東証P]が大幅反発。25日、インボイス管理サービス「Bill One」が、日本政策投資銀行(東京都千代田区)に採用されたと発表しており、好材料視された。政投銀では年間約2万枚の紙の請求書を受領し、請求書情報を経費精算の管理システムへ手入力し目視で確認するなどの作業が年間4000時間発生しており、改正電子帳簿保存法やインボイス制度など新たな法制度への対応のために、今後更に担当者の工数が増える懸念があったという。そこで、経理業務をデジタル化して、業務効率化とインボイス制度や電子帳簿保存法のような法改正対応を同時に実現できるサービスを検討するなかで、「Bill One」の導入に至ったとしている。
■物語コーポ <3097> 4,560円 (+200円、+4.6%)
東証プライムの上昇率6位。物語コーポレーション <3097> [東証P]が大幅高で5日続伸。そのほか、鳥貴族ホールディングス <3193> [東証P]、ヨシックスホールディングス <3221> [東証P]、ギフトホールディングス <9279> [東証P]、丸千代山岡家 <3399> [東証S]、大戸屋ホールディングス <2705> [東証S]、シンメンテホールディングス <6086> [東証G]といった飲食関連株が全体波乱相場に抗して軒並み買われた。脱コロナによる経済再開(リオープン)効果や、訪日外国人観光客の急増を背景としたインバウンド消費の影響で、外食産業の収益環境には追い風が強い。25日午後2時に日本フードサービス協会が発表した7月の外食売上高(全店ベース)は前年同月比14.2%増と大幅な伸びを記録、20ヵ月連続で前年同月実績を上回った。6月は同11.8%増であったことから伸び率も加速したことになる。更に今年の7月とコロナ前の2019年の7月との比較でも12.6%増と2ケタ伸長となっており、関連銘柄は良好な収益環境にあることが改めて確認される形となった。
■会舘 <9701> 3,610円 (+160円、+4.6%)
東京會舘 <9701> [東証S]が大幅高。25日午後2時ごろ、24年3月期の単独業績予想について、売上高を132億円から139億7000万円(前期比8.4%増)へ、営業利益を3億5000万円から5億9000万円(同2.6倍)へ、純利益を2億円から4億1000万円(同64.7%増)へ上方修正したことが好感された。上期において宴会の施行件数や規模が想定を超えるペースで推移していることに加えて、継続的な経費低減策推進の着実な成果などが売上高・利益を押し上げるとしている。
■EDP <7794> 2,169円 (+94円、+4.5%)
イーディーピー <7794> [東証G]が大幅反発。同社は人工ダイヤモンドの原料となる種結晶の製造販売を行っているが、24日取引終了後、新製品として従来の形状を上回る大型のダイヤモンド単結晶を開発し同日発売することを発表した。これを材料視する形で足もと投資マネーが流入する格好となっている。大型化が進む人工ダイヤモンド宝石製作用の種結晶やデバイス関連研究向け基板を発売することで、今後の業績への貢献を見込んだ買いを誘導している。
■エディア <3935> 463円 (+20円、+4.5%)
エディア <3935> [東証G]が3日ぶり大幅反発。同社は25日、ニンテンドースイッチ用ソフト「夢幻戦士ヴァリスCOLLECTION3」のパッケージ版を12月7日に発売すると発表。同ソフトは25日から予約受付を開始しており、期待感が高まったもよう。なお、ダウンロード版及び英語版の詳細については、別途公表するとしている。また前日に、自社保有ゲームタイトルのうち「コズミック・ファンタジー3 冒険少年レイ」「コズミック・ファンタジー4 銀河少年伝説 突入編 伝説のプレリュード」「コズミック・ファンタジー4 銀河少年伝説 激闘編 光の宇宙の中で…」の3作品のニンテンドースイッチ版の開発決定と、この開発に係るクラウドファンディングをマクアケ <4479> [東証G]が運営する「Makuake」で実施すると発表していることも材料視されたようだ。
■スピー <4499> 2,770円 (+118円、+4.5%)
Speee <4499> [東証S]が3日ぶり大幅反発。SBI証券は24日、スピーの目標株価を1800円から3000円に引き上げた。投資判断は「中立」を継続する。不動産DX部門ではサービス品質の強化や提携メディアの開拓が奏功し、四半期ベースで売上高は成長フェーズに戻ったと分析。マーケティングDX部門では従業員の増加によりリソース不足は解消に向かっていると推測し、利益率は改善基調となると予測する。同証券はスピーの24年9月期営業利益をこれまでの14億3700万円から14億7700万円に見直している。来期の大幅増益はすでに株価に織り込まれており、更なる株価上昇には別のカタリストが必要になるとも指摘している。
■森六 <4249> 2,147円 (+37円、+1.8%)
森六ホールディングス <4249> [東証P]が5日続伸。同社は24日取引終了後、グループの森六テクノロジーがトヨタ自動車 <7203> [東証P]向けに樹脂部品を供給すると発表しており、これが材料視されたようだ。森六テクノロジーからトヨタに樹脂部品を直接供給するのは今回が初めて。今後も樹脂部品サプライヤーとしての強みを生かし、「車両の軽量化」「安心・安全・快適な車内空間」など、高度化・複雑化する自動車業界のニーズに応えていくとしている。
■クラレ <3405> 1,605円 (+27円、+1.7%)
クラレ <3405> [東証P]が反発。SMBC日興証券は24日、クラレの投資評価を「2」から「1」に引き上げた。目標株価は1500円から1950円に見直している。PFAS(有機フッ素化合物)に関する規制強化を背景に、活性炭では米国での飲料水用途の需要増が期待できると指摘。数量増に加えて中期的には価格の上昇余地があるとの見方も示す。同証券はクラレの24年12月期の営業利益予想を860億円から920億円に増額している。
※25日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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