キング、前期経常を49％上方修正、配当も7円増額

　キング <8118> [東証Ｓ] が4月27日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の7.6億円→11.3億円(前の期は7.2億円)に48.7％上方修正し、増益率が4.7％増→55.6％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の2.9億円→6.6億円(前年同期は5.6億円)に2.3倍増額し、一転して17.8％増益計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の10円→17円(前の期は9円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2023 年3 月期通期の業績につきましては、新型コロナウイルス感染症の長期化に加え、原材料価格の高騰や相次ぐ物価上昇等による景気減速懸念によって非常に厳しい経営環境が続くことを想定しておりましたが、行動制限の緩和によって本業のアパレル事業の業績が回復傾向にあり、当期の業績は当初の予想数値を上回る見込みです。

　前述のとおり、通期の業績予想が前回予想を上回る見込みとなりましたので、当社の配当政策（業績に見合った配当性向につき、親会社株主に帰属する当期純利益の概ね40％を一つの指標とする）に基づき、期末配当予想を1 株当たり10 円から7 円増配し、1 株当たり17 円に修正いたします。※上記の予想は、本資料発表日現在で入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後の様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。