もうしばらくは“揺れ動き”…!? - ドル円

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最新投稿日時:2023/04/27 10:10 - 「もうしばらくは“揺れ動き”…!? - ドル円」(武市佳史)

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もうしばらくは“揺れ動き”…!? - ドル円

著者:武市佳史
投稿:2023/04/27 10:10

◆ 一時“133円ライン”まで下落も…


前日の反動と見られる“巻き戻し”にて、昨日は“リスク通貨買い(ユーロorポンド等)”が全般的に目立ちました。
しかしながら米10年債利回りも上昇に転じたことで、“ドル買い”も並立しています。
このため次第に“方向感不在”が優勢となる中、一時“133.014円”へと押し下げられたドル円は“133.879円”へ押し戻されていきました。

◆ 主要イベントを控えるスケジュール感の中では…?


“リスク回避姿勢”は残存していますが、決して深化しているわけではなさそうです。
このため一服感が漂いやすく、これば冒頭で記した“巻き戻し”につながったと見られます。
一方で今週のテーマは「日米金融政策の行方」という点に変化はなく、それら発表を前に動きづらくなっているのが実状といえます。

本日は「米GDP(前期比+2.0%に鈍化)」が予定されますが、明日には「日銀会合」、そしてFRBが最も重要視するとされるインフレ指標「PCEコア・デフレータ」も控えています。
これら結果を確認するまでは、安易にどちら方向にも動きづらい…?

◆ テクニカル的には「下値は堅いが、上値は重い」…!?


“昨日安値(133.014円)”のすぐ下には、“4/5~4/19の50%押し&100日移動平均線(132.865-892円)”が控えています。
また当該水準には“日足・一目均衡表(132.567-133.408円)”も展開していますので、
テクニカル的には“下値の堅さ”が意識される可能性は十分といえます。
一方で心理的な節目ともほぼ重なる“19日高値(135.119円)”を明確に上回らない限り、“上値の重さ”が意識されるのは必然…。
当該水準では“下値の堅さ”がより意識されるとは考えますが、もうしばらく“揺れ動き(方向感定まらず)”と見るのが妥当なところかもしれませんね。

◆ ドル円 抵抗・支持ライン

※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。

135.215(+2σ)
135.119(4/19高値)
134.963(4/20高値、ピボットハイブレイクアウト、大台)
134.725(4/24高値)
134.463(4/25高値、日足・一目均衡表先行スパン上限、ピボット2ndレジスタンス)
上値5:134.315(4/19~4/26の61.8%戻し)
上値4:134.236(+1σ)
上値3:134.067(4/19~4/26の50%戻し、日足・一目均衡表転換線、ピボット1stレジスタンス、大台)
上値2:133.924(4/26高値)
上値1:133.791(50日移動平均線、週足・一目均衡表転換線、4/19~4/26の38.2%戻し)
前営業日終値:133.674
下値1:133.549(4/26安値後の38.2%押し)
下値2:133.447(4/26安値後の50%押し)
下値3:133.282(20日移動平均線、4/26安値後の61.8%押し)
下値4:133.151(ピボット1stサポート)
下値5:133.014(4/26安値、大台)
132.865(4/5~4/19の50%押し、100日移動平均線)
132.648(20週移動平均線、ピボット2ndサポート)
132.567(日足・一目均衡表先行スパン下限)
132.333(4/5~4/19の61.8%押し、日足・一目均衡表基準線)
132.240(週足・一目均衡表先行スパン下限、-1σ、ピボットローブレイクアウト)
132.169(4/14安値)
132.025(4/13安値、大台)

《9:45》

武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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