◆ “巻き戻し”先行 - 米雇用統計
注目の米雇用統計は、概ね“予想の範囲内”に落ち着きました。
非農業部門雇用者数(+23.6万人)/失業率(3.5%)/平均時給(前年比+4.2%)は、いずれも「米金融スタンス修正」を意識せざるを得ないほど“弱い”とはいい難いものでした。
このため直近の脆弱な米経済指標を背景に傾いていた「米5月据え置き」への思惑は、発表直後より“巻き戻し”が目立ちました。
このため幅広い通貨に対して“ドル買い(戻し)”が進行し、ドル円は“132.367円”へと水準を切り上げました。
一方で「米利上げ継続」を意識するほどは、“強い”ともいい難い内容といえます。
このため“ドル買い一辺倒”といった動きにはつながっておらず、依然として“上値の重さ”を引きずっているのが実状といえます。
◆ “流動性回帰”は望むべくもないが…? - イースター休暇
それでも“弱い”とならなかったことは、センチメントを“もう一段改善”させるという可能性を意識させるものといえます。
特に“日足・一目均衡表先行スパン下限(本日は132.158円)”“週足・一目均衡表先行スパン下限(同132.240円)”に差し掛かりつつあるだけに、当該ラインを巡る“攻防戦(仕掛け的な動き)”も期待されるところでもあります。
本日は米国市場はオープンするものの、欧州・オセアニア市場は引き続き休場(イースターマンデー)となるだけに、“流動性回帰”は望むべくもありません。
このため“一方向への動意”は抑制されやすいとは見ますが、“下値は堅い”場合によっては“もう一段の上値模索”と考えながら、神経質なマーケットと対峙したいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
134.046(日足・一目均衡表先行スパン上限、大台)
133.822(3/16高値)
133.757(4/3高値、日足・一目均衡表基準線、週足・一目均衡表転換線、3/8~3/24の50%戻し水準)
133.391(100日移動平均線、ピボットハイブレイクアウト)
133.168(4/4高値、50日移動平均線、+1σ)
133.000(大台)
上値5:132.877(ピボット2ndレジスタンス)
上値4:132.759(20週移動平均線)
上値3:132.555(4/3~4/5の61.8%戻し、ピボット1stレジスタンス)
上値2:132.367(4/7高値)
上値1:132.240(週足・一目均衡表先行スパン下限)
前営業日終値:132.104(日足・一目均衡表先行スパン下限/転換線、20日移動平均線)
下値1:132.000(大台)
下値2:131.696(4/5~4/7の38.2%押し)
下値3:131.594(ピボット1stサポート)
下値4:131.470(4/7安値、4/5~4/7の50%押し)
下値5:131.225(-1σ、4/5~4/7の61.8%押し)
131.083(ピボット2ndサポート)
131.000(大台)
130.787(4/6安値)
130.697(ピボットローブレイクアウト)
130.611(4/5安値)
130.407(3/28安値)
130.252(-2σ)
《10:20》
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