逆に「リスクは上方向」…!? - ドル円

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最新投稿日時:2023/04/07 11:23 - 「逆に「リスクは上方向」…!? - ドル円」(武市佳史)

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逆に「リスクは上方向」…!? - ドル円

著者:武市佳史
投稿:2023/04/07 11:23

◆ やはり“下値の堅さ”が意識された


再び“130.787円”へと値を落とす場面こそ見られたものの、やはり昨日は“下値の堅さ”が目立ちました。
特に米雇用関連指標が“再び弱め(新規失業保険申請件数の受給者総数は2021年12月以降最高の182.3万人)”となっても、“下値は限定的”だったのが印象的でした。
「米景気後退」と「米利上げ終了」との思惑が交錯している状況ですが、リスクイベントを控える中、“方向感定まらず”は続いていると見るのが妥当といえそうです。

◆ “流動性低下”は避けられないだけに…? - 米雇用統計


こうした中、本日は「米雇用統計」が予定されています。
事前予想は「非農業部門雇用者数(+23.9万人)」「失業率(3.6%)」「平均時給(前年比+4.3%)」となっていますので、この数値からの乖離具合がポイントということになってきます。

直近の米経済指標は“予想を下回る”ものが相次いでいますので、さらに下回るようなことがあれば「米景気後退」が再び囃される可能性は否めないところです。
一方で“上回る”は元より、“予想の範囲内”に留まっても、「米金融スタンス修正」を意識しなければならない“弱い”とはいい難い…?

◆ “タカ派寄り発言”も流れている中…!?


こうした中、昨日も『インフレ抑止に向けて、米利上げ継続は必要』とブラード・セントルイス連銀総裁は発言しています。
“最もタカ派寄り”とされる同氏の発言ですので、当然“割り引いて”考える必要はあります。
しかしセンチメントは“利上げ停止→早期の米利下げ”に傾いていると見られる中、特に今回は「イースター休暇」の真っただ中で行われること状況でもあります。
“流動性の低下”は避けられない中、些細な要因で“急変動”といった可能性もゼロではない…?

後は「結果次第」ということになりますが、センチメントは“下方向”に傾きがちな状況でもあります。
逆に「リスクは上方向」との意識を高めつつ、しっかりと状況を見極めたいところです。

◆ ドル円 抵抗・支持ライン

※米雇用統計が予定されていますので、さらに値幅を拡大しております。

133.757(4/3高値、日足・一目均衡表基準線、週足・一目均衡表転換線、3/8~3/24の50%戻し水準)
133.483(100日移動平均線)
133.291(ピボットハイブレイクアウト)
133.168(4/4高値)
133.134(50日移動平均線)
上値5:133.065(20週移動平均線、大台)
上値4:132.555(4/3~4/5の61.8%戻し、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:132.184(4/3~4/5の50%戻し、日足・一目均衡表先行スパン下限、20日移動平均線、ピボット1stレジスタンス)
上値2:132.082(日足・一目均衡表転換線、大台)
上値1:131.887(4/6高値、4/3~4/5の38.2%戻し水準)
前営業日終値:131.793
下値1:131.417(4/6安値後の38.2%押し)
下値2:131.263(4/6安値後の50%押し)
下値3:131.133(-1σ、4/6安値後の61.8%押し、ピボット1stサポート)
下値4:131.000(大台)
下値5:130.787(4/6安値)
130.694(週足・一目均衡表先行スパン下限)
130.611(4/5安値)
130.407(3/28安値、ピボット2ndサポート)
130.000(大台、-2σ、ピボットローブレイクアウト)
129.641(3/24安値)
129.158(月足・一目均衡表基準線)

《11:00》

武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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