クレディスイスの信用不安でリスク回避が再燃 ドル円は132円台前半まで一時急落=NY為替
きょうのドル円はNY時間に入って急落し、132円台前半まで一時急落する場面が見られた。ロンドン時間には一旦135円台まで買い戻されていたものの、その後は戻り売りを強めている。
前日は米当局が積極的な対応を打ち出したこともあり、金融システム全体への波及は限定的との楽観論が広まった。しかし、市場の不安が完全に払しょくされたわけではない中、今度は経営難に陥っているクレディスイスへの懸念が重石になっている。
同行の筆頭株主であるサウジ国立銀行のクダイリー会長が「追加の流動性支援の要請があってもこれ以上は支援を行うことは絶対にない」とインタビュイーで述べたことが不安感を引き越している。クレディスイスのCDSは深刻な懸念を示す水準に近づいた。
この日は1月の米小売売上高と米生産者物価指数(PPI)が発表となったが、FRBの利上げペース縮小観測を裏付ける内容となったことも、ドル円の下げを加速させた。市場では、来週のFOMCがどうなるのか不透明になているが、短期金融市場では0.50%ポイントの利上げの可能性は完全に後退させているほか、一時0.25%ポイントが35%、据え置きが65%程度と、確率が前日から逆転する場面が見られた。ただ、現状は半々まで戻している。
*CMEフェドウォッチ(NY時間11:10)
(3月22日FOMC)
据え置き:52.0%
0.25%利上げ:48.0%
USD/JPY 132.92 EUR/JPY 140.14
GBP/JPY 160.31 AUD/JPY 87.90
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
前日は米当局が積極的な対応を打ち出したこともあり、金融システム全体への波及は限定的との楽観論が広まった。しかし、市場の不安が完全に払しょくされたわけではない中、今度は経営難に陥っているクレディスイスへの懸念が重石になっている。
同行の筆頭株主であるサウジ国立銀行のクダイリー会長が「追加の流動性支援の要請があってもこれ以上は支援を行うことは絶対にない」とインタビュイーで述べたことが不安感を引き越している。クレディスイスのCDSは深刻な懸念を示す水準に近づいた。
この日は1月の米小売売上高と米生産者物価指数(PPI)が発表となったが、FRBの利上げペース縮小観測を裏付ける内容となったことも、ドル円の下げを加速させた。市場では、来週のFOMCがどうなるのか不透明になているが、短期金融市場では0.50%ポイントの利上げの可能性は完全に後退させているほか、一時0.25%ポイントが35%、据え置きが65%程度と、確率が前日から逆転する場面が見られた。ただ、現状は半々まで戻している。
*CMEフェドウォッチ(NY時間11:10)
(3月22日FOMC)
据え置き:52.0%
0.25%利上げ:48.0%
USD/JPY 132.92 EUR/JPY 140.14
GBP/JPY 160.31 AUD/JPY 87.90
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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