*12:24JST はてな---2Q増収、テクノロジーソリューションが売上高の増加を牽引
はてな<3930>は2月28日、2023年7月期第2四半期(22年8月-23年1月)決算を発表した。売上高が前年同期比2.7%増の15.68億円、営業利益が同46.2%減の0.99億円、経常利益が同49.7%減の0.94億円、四半期純利益が同58.4%減の0.54億円となった。
コンテンツプラットフォームサービスの売上高は前年同期比10.6%減の2.21億円となった。 主力サービスの「はてなブログ」の登録ユーザー数は順調に増加した。一方、「はてなブログ」の個人向け有料プラン「はてなブログPro」は、前年度にブログ開設時に課金を開始するユーザーの割合が前年同期比で減少したことも相まって、課金売上は減少した。「はてなブログ」を法人向けに提供する「はてなブログBusiness」についても堅調に推移した。コンテンツプラットフォームサービス上に掲載するアドネットワーク広告については、新型コロナウイルス感染症の長期化に伴う不透明感から、一部の業界における国内の広告出稿量が減少傾向にあり、広告単価の下落の要因に繋がったことから、売上は伸び悩んだ。
コンテンツマーケティングサービスの売上高は同7.0%減の3.66億円となった。「はてなブログMedia」について、大手企業、ベンチャー企業を問わず、幅広い企業層に対してサービス提供実績を積み上げてきた。 フルサービス提供の「レギュラープラン」はもとより、「ライトプラン」という販売価格面での戦略的提示により、顧客のオウンドメディアの新規開設を推進したことや、「採用オウンドメディアプラン」として、自社で求める人材の獲得や、働き方改革に関する情報発信や社員インタビューなど、素早く安価にオウンドメディアを立ち上げられるプランを訴求し、顧客サイドのオウンドメディアの導入障壁をさらに押し下げた結果、新規導入のメディア数が増加した。一方で、業績の悪化を受けて採用ニーズが縮減し、採用マーケティングをとりやめる顧客も一部にみられ、「はてなブログMedia」の運用数合計は129件(前期末比1件の増)となった。また、一部の個別案件において広告・マーケティング予算が縮減されて、広告出稿の手控えにより継続的な受注に至らず、厳しい販売環境となった。
テクノロジーソリューションサービスの売上高は同10.6%増の9.80億円となった。マンガビューワ「GigaViewer for Web」は、「モーニング・ツー」(サービス提供者:講談社)の1サービスに搭載され、合計15社、搭載累計20サービスとなった。アプリマンガサービスに向けたマンガビューワ「GigaViewer for Apps」は、前年度において、初めて1サービスに搭載され、Web版、アプリ版の両輪により、売上は堅調に推移した。受託サービスは、任天堂<7974>のNintendo Switch™ソフト『スプラトゥーン3』のゲーム連動サービスである「イカリング3」のサービス開発など、複数の受託開発案件で成果物の納品及び検収が完了した。保守運用サービスでは、運用案件数の積上げにより、売上成長に繋がった。 「Mackerel(マカレル)」については、AWS(アマゾンウェブサービス)のパートナー制度「AWS パートナーコンピテンシープログラム」において、「AWS DevOps コンピテンシー」認定を、当社が国内企業で初めて取得している。さらに、「AWS Partner Network(APN)Award2019」において、「Mackerel(マカレル)」を通じたAWSへのビジネス貢献が評価され、「APN Technology Partner of the Year 2019 - Japan」を受賞した。これにより、AWSの中で、サーバー監視サービスとしての認知度が向上し、更なる導入実績の積上げを図ることができた。2022年11月においては、AWSのパートナー制度「AWS Graviton Ready」においても同様に、同社が国内企業で初めて認定を取得するなど、大型顧客の獲得やパートナーセールスを主軸とした販売戦略により、更なる売上成長を図っていくとしている。
2023年7月期通期の業績予想については、売上高が前期比4.0%増の31.84億円、営業利益が同54.8%減の1.47億円、経常利益が同57.1%減の1.47億円、当期純利益が同60.7%減の0.94億円とする期初計画を据え置いている。
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コンテンツプラットフォームサービスの売上高は前年同期比10.6%減の2.21億円となった。 主力サービスの「はてなブログ」の登録ユーザー数は順調に増加した。一方、「はてなブログ」の個人向け有料プラン「はてなブログPro」は、前年度にブログ開設時に課金を開始するユーザーの割合が前年同期比で減少したことも相まって、課金売上は減少した。「はてなブログ」を法人向けに提供する「はてなブログBusiness」についても堅調に推移した。コンテンツプラットフォームサービス上に掲載するアドネットワーク広告については、新型コロナウイルス感染症の長期化に伴う不透明感から、一部の業界における国内の広告出稿量が減少傾向にあり、広告単価の下落の要因に繋がったことから、売上は伸び悩んだ。
コンテンツマーケティングサービスの売上高は同7.0%減の3.66億円となった。「はてなブログMedia」について、大手企業、ベンチャー企業を問わず、幅広い企業層に対してサービス提供実績を積み上げてきた。 フルサービス提供の「レギュラープラン」はもとより、「ライトプラン」という販売価格面での戦略的提示により、顧客のオウンドメディアの新規開設を推進したことや、「採用オウンドメディアプラン」として、自社で求める人材の獲得や、働き方改革に関する情報発信や社員インタビューなど、素早く安価にオウンドメディアを立ち上げられるプランを訴求し、顧客サイドのオウンドメディアの導入障壁をさらに押し下げた結果、新規導入のメディア数が増加した。一方で、業績の悪化を受けて採用ニーズが縮減し、採用マーケティングをとりやめる顧客も一部にみられ、「はてなブログMedia」の運用数合計は129件(前期末比1件の増)となった。また、一部の個別案件において広告・マーケティング予算が縮減されて、広告出稿の手控えにより継続的な受注に至らず、厳しい販売環境となった。
テクノロジーソリューションサービスの売上高は同10.6%増の9.80億円となった。マンガビューワ「GigaViewer for Web」は、「モーニング・ツー」(サービス提供者:講談社)の1サービスに搭載され、合計15社、搭載累計20サービスとなった。アプリマンガサービスに向けたマンガビューワ「GigaViewer for Apps」は、前年度において、初めて1サービスに搭載され、Web版、アプリ版の両輪により、売上は堅調に推移した。受託サービスは、任天堂<7974>のNintendo Switch™ソフト『スプラトゥーン3』のゲーム連動サービスである「イカリング3」のサービス開発など、複数の受託開発案件で成果物の納品及び検収が完了した。保守運用サービスでは、運用案件数の積上げにより、売上成長に繋がった。 「Mackerel(マカレル)」については、AWS(アマゾンウェブサービス)のパートナー制度「AWS パートナーコンピテンシープログラム」において、「AWS DevOps コンピテンシー」認定を、当社が国内企業で初めて取得している。さらに、「AWS Partner Network(APN)Award2019」において、「Mackerel(マカレル)」を通じたAWSへのビジネス貢献が評価され、「APN Technology Partner of the Year 2019 - Japan」を受賞した。これにより、AWSの中で、サーバー監視サービスとしての認知度が向上し、更なる導入実績の積上げを図ることができた。2022年11月においては、AWSのパートナー制度「AWS Graviton Ready」においても同様に、同社が国内企業で初めて認定を取得するなど、大型顧客の獲得やパートナーセールスを主軸とした販売戦略により、更なる売上成長を図っていくとしている。
2023年7月期通期の業績予想については、売上高が前期比4.0%増の31.84億円、営業利益が同54.8%減の1.47億円、経常利益が同57.1%減の1.47億円、当期純利益が同60.7%減の0.94億円とする期初計画を据え置いている。
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