【IRアナリストレポート】メディカルシステムネットワーク(4350)

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最新投稿日時:2023/02/24 12:33 - 「【IRアナリストレポート】メディカルシステムネットワーク(4350)」(みんかぶ株式コラム)

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【IRアナリストレポート】メディカルシステムネットワーク(4350)

著者:鈴木 行生
投稿:2023/02/24 12:33

~薬局のネットワーク事業で業界No.1、独自の地域包括ケアシステムを展開~

【ポイント】
・今2023年3月期の営業利益は前年度比-16%となろう。薬価・調剤報酬の改定が影響している。期後半にかけては、医薬品ネットワーク部門の利益貢献をリード役にカバーしつつあるが、計画を多少下回ろう。一方、薬局支援3事業の顧客開拓は順調に進んでいる。

・地域包括ケアの中で、「未病・予防-医療-介護」を支える「かかりつけ薬局」への対応で領域を広げようとしている。新中期4ヵ年計画では、地域薬局を支える3つの事業をリード役に成長を確実なものにしていく。独自の医薬品ネットワーク事業は、4年後に1.2万件の加盟件数を目指し、業界シェア20%を獲得する。流通の効率化とサービスの多様化が進展しよう。現在8600件の加盟件数は年1500件ペースで増加が見込めよう。

・薬局のデジタルシフトをサポートするデジタルシフト事業は、「つながる薬局」のアプリをネットワーク加盟店以外にも拡大し、全国で2万店を目指す。月額課金のサブスク型で、サービスの高付加価値化に結び付けていく。LINE公式アカウントの友だち登録数も、現在の55万人が、1000万人に近づこう。ジェネリック医薬品の製造販売は、既に薬局のネットワークがあるので、ここに良質の医薬品を効率よく提供していく。販売額ベースで年商100億円を目指す。これは固めの計画なので、上乗せ余地も大いにあろう。

・これらの3事業で30億円を超える増益効果を見ており、地域薬局の収益を大きく上回ろう。地域薬局も単品単価をベースに交渉する仕組みを作り上げたので、一定の範囲で安定性を高めている。よって、収益構造の転換が大きく進展し、2026年3月期の営業利益計画65億円は達成できよう。

・今期の減益は、1)薬局支援3事業で人材強化を図り、2)地域薬局では薬価改定とモール中心の出店増加による先行費用が発生する影響もある。4ヵ年計画の内、後半2年の増益幅が上がってこよう。フリーキャッシュ・フローは、今回の中期計画でも、前回同様プラスを確保できよう。ROE 15%も十分達成できよう。株式市場での評価は、3事業の進展とともに高まってこよう。

目次
1.特色 薬局に独自のネットワークシステムを築く
2.強み 薬局のネットワークで圧倒的トップを確立
3.中期経営方針 新たなプラットフォームによる企業価値創造に向けて
4.当面の業績 新型コロナを乗り越えて、まずは基盤固め
5.企業評価 医薬品ネットワーク部門を柱とした連携効果に注目

メディカルシステムネットワーク <4350>
企業レーティング
株価
(2023年2月22日)
401円
時価総額 123億円
(30.64百万株)
PBR 0.86倍
ROE 11.7%
PER 7.3倍
配当利回り 3.0%
総資産 68520百万円
純資産 14125百万円
自己資本比率 20.6%
BPS 467.0円
(百万円、円)
決算期 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 EPS 配当
2014.3 66181 2091 2019 668 27.7 8.0
2015.3 75548 2641 2540 885 37.1 8.0
2016.3 87715 3783 3860 1720 60.1 9.5
2017.3 88865 2113 2109 571 19.3 10.0
2018.3 93977 3163 3250 1022 34.5 10.0
2019.3 98232 1428 1501 462 15.3 10.0
2020.3 105241 1615 1560 -895 -29.5 10.0
2021.3 104257 3429 3479 2198 72.5 10.0
2022.3 106685 3852 4313 2394 79.4 12.0
2023.3(予) 110000 3250 3450 1650 54.7 12.0
2024.3(予) 114000 3700 3800 2100 69.6 12.0

(2022.12ベース)

(注)ROE、PER、配当利回りは今期予想ベース。2009.9期で1:200、2012年4月、6月に各々1:2の株式分割を実施。
 
企業レーティングの定義:当該企業の、(1)経営者の経営力、(2)事業の成長力・持続力、(3)業績下方修正の可能性、という点から定性評価している。A:良好である、B:一定の努力を要する、C:相当の改善を要する、D:極めて厳しい局面にある、という4段階で示す。

レポート全文はこちらから
https://www.belletk.com/medelikarusisutemuneltutowa-ku202302.pdf
 

日本ベル投資研究所の過去レポートはこちらから

配信元: みんかぶ株式コラム

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