“下値は堅い”を前提に…!? - ドル円

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最新投稿日時:2023/02/07 11:08 - 「“下値は堅い”を前提に…!? - ドル円」(武市佳史)

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“下値は堅い”を前提に…!? - ドル円

著者:武市佳史
投稿:2023/02/07 11:08

◆ “ドル買い”継続 + 一時“円売り”も… - “132円後半”


先週末の“余波”が、昨日は継続しました。

先週末の米雇用統計/ISM非製造業景況指数はいずれも事前予想を大きく上回り、マーケットが囃した「米早期利上げ停止」もしくは「年内利下げ」は巻き戻されています。
一方で「ターミナル・レート(政策金利の最終地点)の5%乗せ」が意識される中、“ドル買い(戻し)”が先行してます。

一方で昨日早朝には「政府は雨宮日銀副総裁に次期総裁就任を打診」と伝わったことで、“円売り(戻し)”が目立つ場面も見られました。
その後に鈴木財務相/磯崎官房副長官が「当該報道を否定」したこともあって“円売り”は緩みましたが、それでも“最もハト派寄り”とされる人物だっただけに、“円売り”は致し方ないところだったのかもしれません。

いずれにしても米10年債利回りが“さらに上昇(→3.65%)”する中、ドル円は“132.899円”へと駆け上がっていきました。

◆基本は“膠着”、場合によっては“利益確定売り”だが…?


本日の注目は「パウエルFRB議長発言(日本時間8日2:00)」と見られます。
このためそれまでは、特に東京タイムは“動きづらい”と見るのが妥当であり、場合によっては“利益確定売り”が進行する展開も想定されるところといえます。

ただテクニカル的には、昨年11月前半に割り込んでからずっと上値を押さえ込んできた20日移動平均線(本日は129.905円)を明確に突破し、さらに昨年11月半ばに割ってから一度も上回ることのなかった“50日移動平均線(同132.558円)”をも超える動きを見せました。
「ターミナル・レートの5%乗せ」が意識される中、いつ“思惑的なフロー”が入らないとも限らない…?

基本は“膠着”、場合によっては“利益確定売り”先行とは考えつつも、“下値は堅い”を前提に戦略を組み立てたいところです。
後は注目の「パウエルFRB議長発言」次第…。

◆ ドル円 抵抗・支持ライン

※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。

136.000(大台)
135.000(大台)
134.765(1/6高値)
134.604(ピボットハイブレイクアウト)
133.996(22/12/15~23/1/16の61.8%戻し、50週移動平均線、大台)
上値5:133.751(ピボット2ndレジスタンス)
上値4:133.350(日足・一目均衡表先行スパン下限)
上値3:133.201(ピボット1stレジスタンス)
上値2:133.015(+2σ、大台)
上値1:132.899(2/6高値)
前営業日終値:132.650(週足・一目均衡表転換線)
下値1:132.558(50日移動平均線)
下値2:132.000(大台)
下値3:131.798(ピボット1stサポート)
下値4:131.496(2/6安値、+1σ)
下値5:131.059(2/2~2/6の38.2%押し、日足・一目均衡表基準線、大台)
130.904(週足・一目均衡表先行スパン上限、ピボット2ndサポート)
130.491(2/2~2/6の50%押し、日足・一目均衡表転換線)
130.395(ピボットローブレイクアウト)
130.000(大台)
129.923(2/2~2/6の61.8%押し、20日移動平均線)

《10:45》

武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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