午後:債券サマリー 先物は大幅反落、日銀の政策修正思惑で売り優勢
25日の債券市場で、先物中心限月12月限は大幅反落。朝方に発表された都区部物価指数の上昇率が前月から加速したことで、日銀の金融政策の修正思惑が高まった。
総務省が発表した東京都区部の11月の消費者物価指数(CPI、中旬速報値)は、変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が前月同月比で3.6%上昇した。伸び率は40年7カ月ぶりの大きさだったほか、前月の同3.4%上昇から拡大したことで、債券先物は売り優勢の展開となった。前日の米債券市場が感謝祭の祝日で休場だったうえ、今晩の米債市場も短縮取引となることから押し目買いは入りにくく、午後には戻りの鈍さを嫌気した売りに押されるかたちで148円87銭まで軟化する場面があった。なお、この日は財務省による40年債入札が実施され、応札倍率は2.35倍(前回は2.36倍)と無難な結果となったが、相場の反応は限定的だった。
先物12月限の終値は前日比41銭安の148円97銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.005%上昇の0.250%で推移している。
出所:MINKABU PRESS
総務省が発表した東京都区部の11月の消費者物価指数(CPI、中旬速報値)は、変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が前月同月比で3.6%上昇した。伸び率は40年7カ月ぶりの大きさだったほか、前月の同3.4%上昇から拡大したことで、債券先物は売り優勢の展開となった。前日の米債券市場が感謝祭の祝日で休場だったうえ、今晩の米債市場も短縮取引となることから押し目買いは入りにくく、午後には戻りの鈍さを嫌気した売りに押されるかたちで148円87銭まで軟化する場面があった。なお、この日は財務省による40年債入札が実施され、応札倍率は2.35倍(前回は2.36倍)と無難な結果となったが、相場の反応は限定的だった。
先物12月限の終値は前日比41銭安の148円97銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.005%上昇の0.250%で推移している。
出所:MINKABU PRESS
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