“買い戻し”顕著も、ここからが“重い”…!? - ドル円

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最新投稿日時:2022/09/27 11:23 - 「“買い戻し”顕著も、ここからが“重い”…!? - ドル円」(武市佳史)

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“買い戻し”顕著も、ここからが“重い”…!? - ドル円

著者:武市佳史
投稿:2022/09/27 11:23

◆ さらに反発 - “144円後半”


東京タイム序盤の“ポンド急落(対ドルでは史上最安値更新)”の影響もあり、昨日は“ドル全面高”の様相を示しました。
この影響から“07年8月以来(米2年国債利回り:4.33%台)/10年4月以来(米10年債利回り:3.92%台)”に上昇する中、ドル円も“144.776円”へとさらに反発しています。

◆ 下落幅の“8割”はすでに取り戻し済


これで「24年ぶりのドル売り介入」で下げた値幅の内、実に“8割”を取り戻した格好といえます。
それも“わずか3営業日”ということを考えれば、「介入効果は薄い」「2度目の介入はない」との見方につながってもおかしくないところです。

それでも先週も「介入はない」との見方が大勢を占める中、「ドル売り介入」は実際に行われました。
そして“パニック的な急落”を演じたのは、記憶に新しいところでもあります。
つまりそうした状況が少なからず意識される状況では、仮に「介入催促相場(仕掛け的な動き)」が台頭したとしても、それは「おっかなびっくり(様子を見ながら)」にならざるを得ない…?

◆ “仕掛けやすい通貨”は他にもある…?


昨日も記したように、“ドル買い”を進めるには“相手通貨”が必要になります。
そして「ドル売り介入」という阻害要素をまとった“円”よりも、“仕掛けやすい通貨”が存在するのも事実です。
「日米金利格差拡大」は如何ともしがたく、“ドル買い”そのものが緩むケースは想定しづらいですが、だからといって“ドル円上昇”につながるとは限らないことは、やはり認識しておきたいところです。
こちらも前記「介入催促相場」が本格化するまでは…。

◆ ドル円 抵抗・支持ライン

※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しております。

146.450(98/8/18高値)
146.000(大台、+2σ)
上値5:145.901(9/22高値)
上値4:145.840(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:145.278(ピボット1stレジスタンス)
上値2:145.000(大台)
上値1:144.776(9/26高値)
前営業日終値:144.717
下値1:144.418(+1σ)
下値2:144.000(大台)
下値3:143.653(ピボット1stサポート)
上値4:143.463(9/23高値)
下値5:143.151(9/26安値、日足・一目均衡表転換線)
143.077(9/22~9/26の38.2%押し)
143.000(大台)

《10:50》

武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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