一連の米経済指標でドル売りの反応、フィラ連銀指数や小売売上高が力強さ欠ける内容＝ＮＹ為替

一連の米経済指標でドル売りの反応、フィラ連銀指数や小売売上高が力強さ欠ける内容＝ＮＹ為替

　米小売売上高など一連の米経済指標発表でドル売りの反応が広がっている。フィラデルフィア連銀景況指数はマイナス９．９と大方の市場予想プラス２．３から下振れした。一方、ＮＹ連銀製造業景気指数はマイナス１．５と大方の市場予想マイナス１２．９を上回った。小売売上高は前月比プラス０．３％と予想マイナス０．１％を上回ったが、前回値が変わらずからマイナス０．４％に下方修正されている。コア前月比はマイナス０．３％と予想変わらずや前回のプラス０．４％から予想外の落ち込みとなった。新規失業保険申請件数は２１．３万件と前回から減少、輸入物価前年比は＋７．８％と大方の市場予想＋７．７％を上回った。ただ、前回の＋８．７％からは伸びが鈍化した。

　発表後に米１０年債利回りは３．４６％付近から３．４２％台へと低下。為替市場はドル売りの動きが広がっている。ドル円は143.20台へと軟化。ユーロドルは再び1.00台に乗せると高値を1.0018レベルに伸ばしてきている。

USD/JPY　143.25　EUR/USD　1.0017　GBP/USD　1.1514　AUD/USD　0.6741