◆ “パリティ割れ”にけん引されて… - “137円半ば”へ続伸
『ロシア産天然ガス、今月末より3日間供給停止』
エネルギー危機を背景に、ユーロドルは再び“パリティ(1ユーロ=1ドル)割れ”を演じました。
そしてこの影響から“ドル買い”もさらに進行し、ドル円はNYタイム中盤に“137.648円”へと一時駆け上がる場面が見られています。
一方で昨日記した“前回FOMC後の急落の起点(137.40-50円)”に到達したこともあり、そこからさらに上値を窺う展開に発展することはありませんでした。
◆ ここから“ドル買い”を囃すのは無理がある…?
週末(26日)に予定される「パウエルFRB議長講演」を前にして、「米利上げペース加速」への思惑が台頭しているのは事実です。
そしてこの影響から米10年債利回りは“3%乗せ”に回帰しているだけに、“金利選好→ドル買い”が囃されやすいのは否めないところがあります。
しかし米株式は“大幅下落(昨日のNYダウは△643ドル)”を演じているだけに、いつ“リスク回避→円買い”が台頭してもおかしくない状況でもあります。
さらに「米9月0.75%利上げ」の可能性について、金先市場ではすでに“過半数(55%)”を織り込んでしまっています。
つまりここから“ドル買い”をさらに囃すというのは、少々無理があると見ざるを得ない…?
「日米金利格差」を踏まえれば、“頭打ち→反落”を拙速的に囃すわけにはいきそうにありません。
それでも“上昇往き過ぎ感”は、かなりの水準で蓄積しているのも事実です。
“ポジション調整(上値が重い)”主体の展開を、やはり目先は意識したいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:138.385(7/19-20高値)
上値4:138.065(+2σ)
上値3:137.955(7/22高値、大台)
上値2:137.884(ピボット1stレジスタンス)
上値1:137.648(8/22高値)
前営業日終値:137.524
下値1:137.347(8/22高値後の押し目)
下値2:137.000(大台)
下値3:136.927(ピボット1stサポート)
下値4:136.691(8/22安値)
下値5:136.407(日足・一目均衡表先行スパン上限)
《10:50》
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