想定以上に“突っ込んだ”が、その分だけ…!? - ドル円

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最新投稿日時:2022/08/03 10:48 - 「想定以上に“突っ込んだ”が、その分だけ…!? - ドル円」(武市佳史)

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想定以上に“突っ込んだ”が、その分だけ…!? - ドル円

著者:武市佳史
投稿:2022/08/03 10:48

◆ さらに“リスク回避”に押されたが… - 一時130円前半


ようやく下げ止まった…。

「台湾懸念(米中緊張)」は昨日も継続し、“リスク回避→円買い”の動きから“130.391円”へと売り込まれる場面も見られました。
しかし『ペロシ米下院議長、台湾到着』との報をキッカケに、「知ったら終い」「噂で売って、事実で買い戻す」が台頭しました。
また『高インフレ抑制の対応終了にはほど遠い(デイリー・サンフランシスコ連銀総裁)』に加えて、『(インフレ指標が上振れれば)0.75%利上げはあり得る(エバンス・シカゴ連銀総裁)』との発言も飛び出しました。
こうして「今後の利上げペース鈍化」への思惑は後退し、米10年債利回りが“急上昇(2.51%→2.77%)”を見せる中で、ドル円は“133.912円”へと駆け上がっています。

◆ 「今後の利上げペース鈍化」の後退がより大きい…!?


“過熱感”が漂っていただけに、昨日くらいの反発であれば、キッカケさえあれば“ある意味で当然”ともいえます。
ただし昨日の動きで大きいのは、「知ったら終い」よりも、「今後の利上げペース鈍化」が後退したことです。
つまり「日米金融当局の立ち位置の違い」が鮮明である以上、こうなってしまうと「日米金利格差拡大」は再び意識せざるを得ないということになります。

「台湾懸念(米中緊張)」は払拭されたわけではありませんが、昨日も記したように、リスク回避姿勢は“円買い”のみならず“ドル買い”にも作用する要因です。
つまり“ドル売り”に関しては、やはり“自重局面”に差し掛かったと見ざるを得ません。

◆ テクニカル的にも“節目”で止まった格好…!?


テクニカル的にも“日足・一目均衡表の雲下限(本日は131.677円)”を割り込んだものの、“100日移動平均線(同130.414円)”で支えられ、すぐさま“同上限(同133.171円)”を突破した格好でもあります。
“134円ライン”が一つの節目とは考えますが、突破すれば“7/29高値(134.670円)”を経て、そのまま“7/14~8/2の50%戻し&日足・一目均衡表基準線(134.901円)”へと戻してもおかしくないということは、頭の片隅に残しておきたいところです。

◆ ドル円 抵抗・支持ライン


上値5:134.173(日足・一目均衡表転換線)
上値4:134.000(大台、ピボット1stレジスタンス)
上値3:133.919(7/27~8/2の50%戻し)
上値2:133.836(7/14~8/2の38.2%戻し)
上値1:133.558(8/1高値)
前営業日終値:133.119(日足・一目均衡表先行スパン上限)
下値1:133.000(大台)
下値2:132.567(8/2安値後の38.2%押し)
下値3:132.255(-2σ)
下値4:132.152(8/2安値後の50%押し)
下値5:132.000(大台)

《10:20》

武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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