豪ドル/円、下値固めの時間帯

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最新投稿日時:2022/06/17 10:13 - 「豪ドル/円、下値固めの時間帯」(津田隆光)

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豪ドル/円、下値固めの時間帯

著者:津田隆光
投稿:2022/06/17 10:13

「打診買い」「押し目買い」が奏功しそう

豪ドル/円・日足・複合チャート
豪ドル/円・日足・複合チャート出所:マネースクエアFXチャート

【注目ポイント】先行2スパン(≒92.040円)で下値サポートされるか否か
【シナリオ①】同スパンで下値サポートなら、「96.850円」付近までの上値追い
【シナリオ②】同スパン割れなら、「90.000円」付近までの下落も想定
【投資戦略アイデア】「打診買い」「押し目買い」


今月8日に直近高値となる「96.815円」を付けた後、徐々に下値を切り下げる展開となっている豪ドル/円。今週13日には、BB(ボリンジャーバンド)・+1σライン割れとなる“上昇バンドウォーク崩れ”が示現し、足もとでは約1カ月間における市場参加者の平均コストを示す21日MA(移動平均線、≒92.940円)付近で往って来いの動きとなっています。

上図の各メルクマールを見ると、1) 21日MAが右肩上がりであること、2) 遅行スパンがローソク足の上方にあること、3) ローソク足が青色雲(=サポート帯、先行スパン)の上辺付近で推移していること、4) パラボリック・SAR(ストップ・アンド・リバース)がローソク足の上方で点灯していること、そして5) DMI(方向性指数)で+DIと-DIが接近し、ADXが横這い推移になっている(上図赤色点線丸印)ことから、豪ドル/円・日足チャートは、「上昇トレンド一服」→「下値固め」を示唆するチャート形状であると判断します。

喫緊の注目ポイントは・・・青色雲の下辺である先行2スパン(≒92.040円、上図黄色矢印および黒色線)でローソク足が下値サポートされるか否か。

筆者が予想する今後のシナリオは以下の通りです。(シナリオ①、②)


[シナリオ①]
これからの時間にかけて、先行2スパンで下値サポートされた場合は、「下値固め完了」→「反発/上昇フロー」となる可能性も。当該ケースでは、「BB・+1σライン(≒95.000円)超え」や「+DI>-DIの乖離拡大」、さらには「SARの買いサインへの転換」も伴いながら、BB・+2σライン(≒96.850円、上図Ⓐ赤色線)付近までの上値追いとなりそうです。

[シナリオ②]
一方で、先行2スパンを終値ベースで割り込んだ場合は、「下値サポート帯割れ」→「もう一段の下押し」となる可能性も。当該ケースでは、「BB・-1σライン(≒90.980円)割れ」や「遅行スパンのローソク足接近」、さらには「-DI>+DIへの変化」も伴いながら、BB・-2σラインを基準とし、心理的な重要水準でもある「90.000円」(上図Ⓑ水色線)付近までの下落も想定すべきでしょう。


上記シナリオ①および②の両ケースを想定しつつも、チャートのアナロジー(類比)観測におけるパターン分析をすると、相対的には上記シナリオ①となる蓋然性(がいぜんせい)が高そうです。よって、足もとでは豪ドル/円の「打診買い」あるいは「押し目買い」が奏功しそうです。

津田隆光
マネースクエア チーフマーケットアドバイザー
配信元: 達人の予想

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