“揺れ動き”を想定しつつ、抜けた方には“付いていく”…!? - ドル円

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最新投稿日時:2022/05/17 11:02 - 「“揺れ動き”を想定しつつ、抜けた方には“付いていく”…!? - ドル円」(武市佳史)

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“揺れ動き”を想定しつつ、抜けた方には“付いていく”…!? - ドル円

著者:武市佳史
投稿:2022/05/17 11:02

◆ 膠着 - “129円”を挟んで…


米・中の経済指標が悪化したこともあり、昨日は「世界経済の減速懸念」が台頭しました。
この影響から安全資産とされる米国債へと資金が流入し、“利回り低下→ドル売り”が先行しました。
一方で米ドライブシーズン入りを控えて原油価格も上昇しており、“リスク回避姿勢”へと傾斜するには至っておりません。
このため先週末にかけて進行した“円買い”に対して、“巻き戻し”も継続しています。
こうしてドル円は“綱引き状態”となっており、方向感が定まらない中、“129円ライン”を挟んだ膠着に終始しているのが現状といえます。

◆ “様子見ムード”が台頭しやすい…?


本日は「米小売売上高/鉱工業生産」が予定されており、また「パウエルFRB議長講演」も控えていますので、“様子見ムード”が台頭しやすいと見るのが自然です。
このため「方向感が定まらず」が継続する可能性が高く、その意味では“動かない”と見るのが妥当ともいえます。

ただ“128.70-60円”には「ドルの押し目買い/損失確定のドル売り」が、一方で“129.30-40円”には「ドルの戻り売り/損失確定のドル買い」が、それぞれ背中合わせで設定されているとも聞き及びます。
この“128.60-129.40円”をレンジとした“揺れ動き”を想定しつつ、抜けた方には“付いていく”という戦略が、本日に関しては合致するかもしれませんね。

もっとも「日米金融当局の立ち位置の違い」は如何ともしがたいだけに、割り込んだとしても“短命”と見ておく必要がありそうですが…。

◆ ドル円 抵抗・支持ライン


上値5:130.057(5/12高値、大台、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:129.877(5/9~5/12の61.8%戻し)
上値3:129.630(5/16高値、ピボット1stレジスタンス)
上値2:129.424(日足・一目均衡表転換線)
上値1:129.303(20日移動平均線)
前営業日終値:129.105
下値1:129.000(大台)
下値2:128.799(5/16欧州タイム安値《5/16安値後の押し目》)
下値3:128.672(5/16安値、ピボット1stサポート)
下値4:128.567(5/12~5/16の50%押し)
下値5:128.293(5/13安値、5/12~5/16の61.8%押し、-1σ)

《10:40》

武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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