◆ 突然の宗旨替え - 123円後半へ
『理路整然と利上げを実施』
『5月にも資産圧縮を急ピッチで始める』
“最もハト派”の一人とされたブレイナードFRB理事のこの宗旨替えは、マーケットに衝撃を与えました。
米10年債利回りは“19年5月以来の水準(2.56%)”へと急上昇する中、「日米金利格差」を背景に“ドル買い+円売り”は加速しています。
特に「インフレ高止まり→貿易赤字拡大」の思惑が見え隠れする“円売り”には安心感も漂っており、円は主要通貨に対して“最弱通貨”の地位に甘んじました。
こうして“先週末高値(123.038円)”を突破したドル円は、そのまま“123.664円”へと駆け上がっています。
◆ テクニカルの克服が大きい…!?
昨日記した「前日高値手前で上げ止まり」を克服したこともあり、テクニカル的には“さらなる上値追い”への期待が高まりつつあります。
特に「FOMC議事要旨」が予定されるスケジュール感を踏まえれば、「日米金利格差」への思惑がさらに進行してもおかしくない地合いともいえます。
「まとまった規模のドル売りオーダー」が“123.80-124.00円”に待ち構えていると聞き及びますので、目先は当該ラインを突破できるかがポイントと見られます。
ただ予断を許さない「ウクライナ情勢」は“ユーロ売り→ドル買い”を促しやすく、これに「日米金利差」を背景にした“ドル買い+円売り”が加わるとあっては…?
◆ 少々違和感はあるが…?
「思惑一辺倒」には少々違和感を覚える局面でもありますので、「円安けん制発言」等でも跳び出せば、大きく値を落とす可能性も否めないところはあります。
それでも“125円台”に向けて再び動き出したと見るのが、妥当な状況といえるかもしれません。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:124.508(ピボット2ndレジスタンス)
上値4:124.293(3/29高値)
上値3:124.000(大台、ピボット1stレジスタンス)
上値2:123.806(3/29欧州タイム高値)
上値1:123.664(4/5高値、3/28~3/31の61.8%戻し水準)
前営業日終値:123.595
下値1:123.305(4/5安値後の38.2%押し)
下値2:123.128(日足・一目均衡表転換線、4/5安値後の50%押し)
下値3:123.000(大台、+1σ、4/5安値後の61.8%押し)
下値4:122.751(3/31~4/5の38.2%押し、ピボット1stサポート)
下値5:122.469(3/31~4/5の50%押し)
(4月6日 10:10)
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