◆ “ドル買い”継続 - 115円半ば
「米金融正常化加速」への思惑から、昨日は米10年債利回り上昇が顕著となりました。
このため「日米金利格差」を意識する動きが強まり、ドル円は“115.648円”へと上値を伸ばす場面が見られました。
一方で米CPIを翌日に控えるスケジュール感の中、“新規ポジション構築”を一方に傾ける動きには発展しておりません。
本日東京タイム序盤には、仕掛け的な動きを背景に“115.648円”へとわずかに上値を拡大する動きも見られたものの、“ストップロス”を絡めるには至っておりません。
このためレンジ相場から抜け出すには至っておらず、“115円台”を中心とした膠着は続いています。
◆ ただ道のりは厳しく・・・?
明日の米CPIに向けては「米金融正常化加速」への思惑が台頭しやすく、“金利選好→ドル買い”は残存しやすいと見られます。
一方で「3月0.50%利上げ」には懐疑的な見方も多く、“ドル買い一辺倒”にはならないとの見方も存在しています。
テクニカル的に見ても、“ダブルトップ(1/11高値/2/8-本日執筆時高値)”が意識される形状となっています。
ズラッと並ぶドル買いオーダーから“下値の堅さ”が顕著ですが、“上値模索”がこのまま続けられるかは極めて未知数と、本日に関しては考えておきたいところです。
前記ラインを突破できれば、また話は変わってきますが・・・。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:116.182(1/6高値)
上値4:116.046(1/7高値、ピボット2ndレジスタンス、大台)
上値3:115.848(1/10高値)
上値2:115.764(ピボット1stレジスタンス)
上値1:115.682(1/28高値、2/8高値、+2σ)
前営業日終値:115.544
下値1:115.352(2/7~2/8の38.2%押し)
下値2:115.268(2/7~2/8の50%押し、+1σ)
下値3:115.184(2/7~2/8の61.8%押し、ピボット1stサポート)
下値4:115.042(2/8安値、2/2~2/8の38.2%押し、大台)
下値5:114.913(2/7安値、日足・一目均衡表先行スパン上限/基準線/転換線、2/2~2/8の50%押し)
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